内容説明
「……久しぶり。ようやく会えたね――シン」ついに姿を現した始原の精霊。彼女を止めるべく、精霊たちは戦いを挑むのだが、圧倒的な力によってひとり、またひとりと倒れていき……。士道自身も元凶と対峙する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
37
士道の前に姿を現した始原の精霊・祟宮澪。澪の圧倒的な力によって絶望が戦場を支配する中、士道もまた精霊を巡る争いの元凶・ウェストコットと対峙する第十八弾。登場した澪によって明かされるシンへの真っ直ぐな想いと、挿入される甘く切ないエピソード。澪が全てを理解した上でもたらす絶望的な展開と、垣間見えるそれぞれの想いには言葉もなかったですが、そこから密かに積み重ねられていた伏線が士道の活路へと繋がってゆく見事な流れにはぐっと来ました。いかにもこの物語らしいクライマックスにどう決着をつけるのか、続巻に期待しています。2018/03/21
わたー
24
★★★★★面白かった。遂にその姿を現した原初の精霊、澪。彼女の圧倒的なまでの能力の前に次々と命を散らせていく仲間たち。これまで順調に仲を育んできただけに、彼女たちが為すすべなくやられていく姿は胸にくるものがあった。しかし、起死回生の手段からのたったひとつの冴えたやり方にはシビれた。今回がバトルメインだから影が薄かったが、この物語の本質はこれだなと。すべての元凶を前に、士道がどんな戦争をするのか期待して待とうと思う。時系列が追い付いたし、さすがにこの後アンコールは入らない…はず。2018/03/20
しぇん
18
確かにゲームオーバー。アルティミシア回収してバンダースナッチを止めるとか、最早、どうでも良さそうな……。原始の精霊に全ての盤面をひっくり返されてますが、最後の最後に。これ、この話に戻ってくるんですかね?2023/11/12
ツバサ
18
終わりに向かって、始まり出したな。あと、数巻で締めかな。狂三の力は都合良すぎなんだよなぁ笑 2018/03/23
ぺぱごじら
15
敵味方とも、あれだけ楽しい日常を見せられて、この巻はなかなか読んでいてキツいものがある。バタバタと為す術なく倒されてい精霊達の中、彼女だけが特別だった理由がなるほど納得。やはりこの物語の解決策はコレじゃなくちゃあと思います。ただ作者本当にあの娘が好きなんだな。2018-512018/03/27