内容説明
天才軍師・孫武を迎え入れた呉は、連戦の末に楚都を陥落させた。呉軍を率いる伍子胥は、殺された父兄の仇を討つため、平王の墓を暴き、屍に三百回も鞭を打つ。虚しさを感じつつも復讐をはたした伍子胥のもとに、孫武の病の報せが舞い込んだ。中国歴史小説の第一人者が綴る春秋戦国絵巻。心を揺さぶる伍子胥篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
113
文庫版でやっと6巻目を読み終わりました。もうすぐ第9巻目が出るようです。この巻では伍子胥が中心に書かれています。中国の場合は復讐の執念深さは並大抵ではないのですね。墓をあばいてその死体に鞭を打つなどということができるのですね。自分の親兄弟のことを考えればしょうがないのでしょう。それにしても合戦が続きますね。民衆はかなり疲弊しているのでしょう。2018/09/21
Tomoichi
18
伍子胥はついに孫武とともに楚都を陥落させ、平王の屍に鞭打ち復讐を果たす。2020/01/25
しんすけ
16
呉が楚を攻略する。それは闔閭の偉大さを示すものだが、将軍としての孫武の力が大であったことは間違いない。 楚に踏み入った伍子胥は楚王を探す。ただし真の敵である楚王は現在の昭王ではない。その父である平王が真の敵である。だが平王はすでに亡くなっている。 そこで伍子胥は平王の墓を暴いて遺体を取り出すと、それを鞭打つ。これも列伝中で、よく知られた場面である。 列伝には無かったが、著者はここで伍子胥に虚しさを観ている。2020/11/20
Book Lover Mr.Garakuta
16
軍師孫武を迎えた呉は、楚を滅し、主人公の伍子胥は、復讐を果たす。読了後、勇気凛々ワクサランラン[意味不明な幻聴]のキョウチに成れる小説だそうだ。2020/11/04
山目
13
復讐を成し遂げました。さすがに死者を鞭打つシーンは控え目でした。孫武も去り、寂しくなってきましたが、悲劇の結末にどうつなげるのでしょうか。2017/11/12
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