内容説明
月哉の魂は、きらきらと光の舞いおりる水晶の檻にとじこめられていた。「わらわは、おまえを呪うぞ――紫の王子」白の王子の母親、白の妃と呼ばれる女が、ありったけの恨みをこめて、月哉に告げる。「大丈夫だよ、瞳。僕は……大丈夫だ」。遥か上空に浮かぶ地球を見つめて、月哉が呟く。そのころ地球では、月留、瞳、イヤルドたちが、月への扉を開こうとしていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tom
10
いちゃついてるシーンより、月哉が瞳を心配からきつい態度とって悲しませて、間違えたってなってるところが好き。笑2016/01/20
アカツ04号
7
シリーズ5冊目。再読。第二部開始という雰囲気。舞台は学園から月の王国といったファンタジー路線へ。月の王が以前読んだ時より人間らしく感じるのは自分の年齢のせいだろうか…。二人の兄の間に挟まれた月留の葛藤や瞳を案ずるイヤルドの雰囲気、想像と違う父に戸惑う月哉など、以前は気付かなかった事に沢山気付いて面白かった。それにしても母マリの存在感大きい。(11/8)【2023-24】2023/11/08
みとん
6
とうとう月の世界へ!!新たなキャラクターも続々登場。謎の死神パタナが一番気になる存在。強そうなわりに純粋そうで可愛い気がする・・・?そしてイヤルドの同僚だった神族の戦士ダル・シーと老齢で隻眼の戦士クロガイ族ジェラバ。クロガイ族ってなんかみんな落ちついていて真面目な印象だな。そんでモフモフしたい~。で王さまもちょくちょく登場するようになったけど、そこまで悪役って感じでもないし。どちらかと言えば白藍のほうが。次は瞳神殿へ行くって感じかな。2015/12/17
うえはん
5
王子様が物語の中、ほとんど眠り姫だった巻です(笑)。瞳が逞しいですね。それに比べて王子様二人といったら・・・(笑)。それぞれが少しずつ成長している姿が見れるのは嬉しいです。眠り姫には早く目覚めて頂きたいものですね。2012/10/25
Natsumi
4
図書館