内容説明
バルアンから逃れるために修道女となり、首都ガンダルクを訪れていたカリエは、深夜、理由も告げられず呼び出される。ミゼーマ宮の図書館で待っていたのは、ユリ・スカナの偉大なる女王バンディーカだった。バルアンに引き渡されるのでは、と警戒するカリエに女王は自分の過去を語りだす。にじみ出る知性と強い意志に圧倒されるカリエだったが、やがてある違和感を覚えはじめていた――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まりもん
21
バンディーカの過去がかなり明らかに。イーダルの父親が誰なのかが解ってしまった。バンディーカの死とサルベーンの裏切りが気になる。エドが無事にセーディラを守りつつサルベーンを攻撃できるのだろうか?2012/08/26
baboocon
17
偉大なる女王バンディーカ、意外とあっさり逝ってしまった・・・。彼女の娘・息子たちが一人もその死を悲しんでいないというのはやり切れないものがあるな。特にイーダルの、これまで見せて来なかった内面はまるで別人のようで恐ろしい。あんたカリエに対してもそんな風に思ってたんですか・・・。そしてやはりというべきか、カリエに伸びるザカールの手。サルベーンに裏切られたのはカリエとしてはショックだろうなあ・・・。ユリ・スカナ編も折り返しだけれど、一体どういう風に収まるのか。2012/04/07
Haru
13
歴史が動き始めました。ソディアンとバンディーカの間の愛は少し無理やりな気がしました。イーダルの性格付けのための設定なのかな~なんて思ったり。イーダルがそんな子だったなんて驚きましたが、たぶんどちらも本当のイーダルなんでしょう。人に優しくしたい気持ちと、その相手や状況を見下したり馬鹿にしてしまう醒めた気持ちと。しかしカリエの乙女モードにはイーダルでなくても「はい?」となります。なぜそうなる・・・。サルベーンは再びダークサイドへ。2012/08/21
みずなか
11
偉大なる女帝の崩御は以外にもあっさりでした。重要な役どころじゃなかったんですかねぇ?イーダルがそんなゆがんだ子だったなんてという方がショックでした。出生からしてゆがまざるを得なかったのかもしれませんが。ネフィシカのイッちゃってる感がホント不気味。カリエはまだサルベーンを信じてるみたいだけど、いい加減見限った方がいいと思うよ…。2012/06/16
ゆり
10
ユリ・スカナの過去から続く闇の部分が明らかに。イーダルの父親はやはりそうか……そしてイーダルの本性がショック。とはいえこれまでの優しい姿も全くの偽りではないと思うけれど。ネフィシカもますます怖いし、グラーシカのまっすぐさが貴重すぎます。ずるずる帰りそびれているグラーシカもどうなっちゃうか胸が痛い。サルベーンは今度は何を企んでいるのやら。バンディーカとカリエの会話場面が印象的でした。ルトヴィア、ドミトリアスの今後を思うとやるせないです。2016/06/11
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