集英社コバルト文庫<br> 流血女神伝 暗き神の鎖(後編)

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集英社コバルト文庫
流血女神伝 暗き神の鎖(後編)

  • ISBN:9784086005005

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内容説明

さらわれた最愛の息子アフレイムを救おうと、カリエはすべてを捨ててザカールへと向かった。だが、彼女を待ち受けていたのは、現長老であるリウジールの悪しき野望だった。彼女を守るはずのラクリゼも死んだと告げられ、屈辱的な仕打ちの数々に絶望の極限へと追い込まれるカリエ。一方、エドとサルベーンはカリエを追いかけてザカールへ乗り込むため、海賊トルハーンの協力をとりつけるが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりもん

22
エド達とラクリゼが合流。ラクリゼの身体の怪我などをみて動揺するサルベーンにはちょっと人間味を感じた。カリエの方もギリギリで自分の意志をはっきり口に出来るいつものカリエに戻りアフレイムを取り戻すことに成功した。その時に起きた地震。それに対するとっさの行動が本音だとするならやっぱりラクリゼとサルベーンは過去の裏切りがあっても想い合っているんだろうな。2012/08/20

baboocon

16
ラクリゼの無事にはほっとしたけどカリエへの責め苦が重かった…。よく心が完全に壊れなかった、その強さには感心するしかない。ザカールの崩壊はあっけなかったけれど、リウジールもまた女神の犠牲者であり、苦悩を抱えながら生きていたということか。バルアンはどうにかカリエを許すことはできなかったのか…。せめてカリエがエティカヤに戻ることを受け入れていれば…いや、それもお腹の子を考えると無理だよなあ・・・。ザカールの民との契約が反故になり、女神の娘にこんなにも残酷な選択肢を与えて、女神は人間に一体何をさせようと言うのか?2012/04/01

ローリー

15
図書館で借りました。う~ん、正直なところ、イヤな話になってしまった。全ては神の掌では、読んでいて面白くないというか、幻滅してしまう。カリエは全て流血女神の支配下で生きていて、最後の最後に反発したら喜んだって話ですよね。結局エティカヤのバルアンを支配してるのも破壊の神で、ユリ・スカナも神様が干渉してるみたいって、代理戦争か!これからもっと凄惨な話になるんでしょうが、子供を攫われたからってのも分かるけど、カリエのバルアンに対する行動が首尾一貫していないようで気をもみます。2013/01/05

ゆり

13
ザカール編自体は思っていたよりあっさり解決したな、とはいえ十二分に辛い。カリエに課された責め苦が辛すぎたし、リウジールの育ちもラクリゼ以上に残酷なものだったようでやりきれない。最後にラクリゼを救った彼と理知的なレイザンに少し救われた感が。カリエを救うため集い戦う人々の姿に心があつくなりました。(イーダル殿下指導のお芝居はこんな状況下でも面白すぎ……。)カリエとエドにひとまず胸をなでおろしましたが、ラストのバルアンの絶望と示される不吉な未来に、読み終えて寒気がしました。ミュカとドミトリアスもどうなるかなあ。2016/06/07

秋桜

13
いやー、一気読み。女神は何を考えているんだろう。そもそも女神って何だろう。神なんて人間が都合の良いように創り出したまがい物だ。そんなものに翻弄される人間の愚かなこと。でも、この世界では本当に神は存在するらしい。神というとてつもなく大きな存在に立ち向かい人々の苦悩と勇気。運命は、己の力で切りひらけ。人の意志の強さは神にも勝る。あと、人を想う心って素晴らしい。神殿の崩壊で、各々が大切な人を守る。こんな危機迫るときだからこそ、自分の本当の気持ちがあらわれる。あぁ。ラクリゼとサルベーンの過去が気になるorz2012/08/11

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