信州・奥多摩殺人ライン

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信州・奥多摩殺人ライン

  • 著者名:深谷忠記
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 光文社(2017/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334774301

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内容説明

推理作家の荒木とともに向かった信州・穂高の別荘で、編集者の笹谷美緒は、荒木の妻の絞殺死体を発見する。数日後、奥多摩で若い女性の全裸死体が。2人の女性と関わりのある男が容疑者として浮かぶが……。美緒の恋人・黒江壮は、慶明大学に勤める数学者。端整な顔立ちで、とても無口な「名探偵」である。寡黙にして、精緻な推理で、壮が導き出した真相とは!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ち~

25
【壮&美緒シリーズ①】最初の刊行が1986年という事もあり、好きなシリーズなのに読んでなかった一作目。2017年に再版された時に買ったまま積んでいたのを、ついに読了。シンプルなアリバイ崩しが返って新鮮。終始、プロローグが効果を発揮していたのが良かった。電話ボックスや、携帯電話がない不便さが時代を感じさせる。最近の巻でようやく結婚した2人の馴れ初めを楽しみしていたが、一巻目ですでに2人の間柄は完成されており、ちょっとガッカリ(笑)2022/02/16

ヨーコ・オクダ

16
壮&美緒シリーズ第1弾。出版社に勤める美緒がヒロインなんやけど、探偵役は彼氏である数学者・壮(結構な変人!)。一見関係なさそうな、作家・荒木の妻が殺害された事件とタレント養成学校の生徒が殺害された事件がじわじわと繋がりを見せてくる一方で、容疑者には鉄壁のアリバイがあって…。ザ・推理小説ってな感じ。スマートで読みやすい。でも、監察医の上野センセの本を読んで間がないせいか「それって、遺体にアリバイ工作の跡が残るんちゃう?」なんて思う場面もあったりしてwとりあえず、深谷センセ作品も順に追っていくこと決定。2018/10/12

にゃんまげこ

11
深谷さん初読み♪すごく昔の作品てことですが、とても面白かった。「公衆電話」ってワードに懐かしくなったけど、他はあまり違和感なく読めたかなぁ。王道の推理小説っぽさが結構新鮮で、続きも楽しみです。2017/04/18

尾塚

10
壮・美緒シリーズ。二人が恋人同士だった時の事件だと思ったら。本作がこのシリーズの第1作目なんですねぇ。どうりで携帯電話やインターネットで検索といった話にならないと。信州の別荘と奥多摩の山林で女性の遺体が。トリックといい、話の展開といいミステリーの王道という感じかな。捜査はあくまで刑事が頃合をみて二人が登場という筋立てもいいですね。面白かった!2017/04/12

紅羽

8
1986年発行の王道ミステリ。出版社で働く美緒は推理作家の荒木と取材旅行へ出る。その後、彼の別荘で妻の死体と対面する。それと同時期に奥多摩の山中で女性の死体が発見された。一見何も接点がない事件が意外なラインで繋がっていく。探偵役の壮はあまり前面に出ないタイプでありながら、しっかりと事件を解決に導いていく。そんな壮に不満を抱きながらも結局は側にいる美緒。二人のふんわりした関係が面白いです。2017/03/17

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