集英社オレンジ文庫<br> ゆきうさぎのお品書き 熱々おでんと雪見酒

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集英社オレンジ文庫
ゆきうさぎのお品書き 熱々おでんと雪見酒

  • ISBN:9784086801164

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内容説明

小料理屋「ゆきうさぎ」でアルバイトをしている大学生の碧(あおい)。秋のある日、店に訪れた女性客と店主の大樹が何かを話していた。女性は大樹の弟、瑞樹の奥さんだという。わざわざ店を訪ねてきたことには理由がありそうだが、話したくないようで? “おいしい”シリーズ第3弾! 思い出のおでん、恋を応援する練り切り、心をときほぐす「おやき」…などをご用意しています。【目次】序章 過去のある日の店開き/第1話 晩秋時雨と牛しぐれ/第2話 熱々おでんと雪見酒/第3話 春の宵には練り切りを/第4話 梅雨の祭りと彩りおやき/終章 現在(いま)のある日の店仕舞い/巻末ふろく 牛しぐれ&おやきレシピ

目次

序章 過去のある日の店開き
第1話 晩秋時雨と牛しぐれ
第2話 熱々おでんと雪見酒
第3話 春の宵には練り切りを
第4話 梅雨の祭りと彩りおやき
終章 現在(いま)のある日の店仕舞い
巻末ふろく 牛しぐれ&おやきレシピ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カメ吉

162
本当に暖かい読後感です。 読んでいてお腹がなりそうな料理の表現や描写も魅力でした。 美味しいモノが人々をつなぎ広まっていく様は相変わらず心地良いです。次巻でもどんな常連さんが増えるのか?楽しみです。 タマと大樹の仲も。2017/05/23

南北

99
シリーズ3作目。大樹の弟、瑞樹と結婚したひかるの過食症の話や大樹の祖母の話が出てきます。小料理屋「ゆきうさぎ」を始めた先代の祖母の話はこれからも出してほしいと思います。スイーツも1作目から出てきますが、この巻でもおいしそうなのが出てきます。また、この巻から牛肉のしぐれ煮などのレシピもついています。2018/12/28

ゆかーん

82
小料理屋「ゆきうさぎ」シリーズ3巻。祖母の思い出の店を大切に守り続ける孫の大樹。初めは食べる専門だった彼が、どうして今の店の店主となったのか知ることができました。お店の味を守る続けることで、常連のお客さんから愛され、商店街の顔として存在する「ゆきうさぎ」。コロッケ、おでん、牛しぐれ煮など、一つ一つを手間暇かけて手作りする料理はどれもすべて美味しそうで、読んでいるとお腹が空いてきます(笑)洋菓子屋と和菓子屋のような仲違いのようなことなく、これから先もずっと誰からも愛される店であってほしいなと思いました。2017/05/26

ぶんこ

81
「そこ?」と言われそうですが、タマちゃんが大食漢なのに痩せているのが羨ましい。美味しい物を心置き無く食べられて、しかも健康だったらいう事ないです。美味しい物を作ってくれるのが憧れの優しい大樹さんですから、なおさら羨ましい。一緒に働いている人たちが仲が良いのも素敵です。皆が仄々としているので、どの食べ物も美味しそうで、すぐ作りたくなります。巻末に牛肉しぐれ煮のレシピがあったのが嬉しいです。いつもは調味料を一緒に入れてました。醤油は少し後だったのですね。作る気マンマンです。2017/09/20

yukision

79
シリーズ3作目。現在の話に加え、高校生だった大樹がゆきうさぎを手伝っていた頃の話や大樹の実家の話もあり、大樹のバックグラウンドがかなり分かってきた。登場人物たちの様々なわだかまりが解ける話で読後もすっきり。2020/06/19

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