集英社オレンジ文庫<br> ゆきうさぎのお品書き 風花舞う日にみぞれ鍋

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集英社オレンジ文庫
ゆきうさぎのお品書き 風花舞う日にみぞれ鍋

  • ISBN:9784086802970

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内容説明

2月末、碧は大樹の実家・風花館を訪問する。好物で歓待されたことを嬉しく思っていたら、大樹の祖母が寝こんでしまい!? 季節はめぐり3月。大学卒業が近づき、勤務先となる学校では研修が始まった。ある日、帰宅すると父親のつくった肉じゃがが食卓に。「ゆきうさぎ」のレシピでつくったそれを食べながら、碧はある報告をする――。けじめと新たな出発の第9巻!【もくじ】序章 若葉の季節に店開き/第1話 小料理屋の冬語り/第2話 ビタースイート・ショコラ/第3話 風花舞う日にみぞれ鍋/第4話 18時20分の肉じゃが/終章 桜の季節に店仕舞い

目次

序章 若葉の季節に店開き
第1話 小料理屋の冬語り
第2話 ビタースイート・ショコラ
第3話 風花舞う日にみぞれ鍋
第4話 18時20分の肉じゃが
終章 桜の季節に店仕舞い

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カメ吉

147
やっぱり『ゆきうさき』は良い! 碧がいよいよ大学を卒業して就職して『ゆきうさき』のバイトも終える。大樹と碧にも新たなステージが訪れます。 碧も大樹の実家の箱根の温泉旅館に行き大樹の祖母や両親、そして弟夫婦ら全てに受け入れられて良かったし、最後の難関の父親・浩介にも認められ2人の間も佳境に入った感じがします。都築との関係も潔い決着で都築の勇気と男気は感動でした。 早くも続編が読みたくなる。全てが温かい作品。2020/01/25

南北

117
蓮さんとミケさんもうまくいっているようだし、碧が苦手意識を持っていた大樹の祖母葉月ともみぞれ鍋をきっかけに良好な関係になったようだし、広げた風呂敷を少しずつたたんできているような感じがします。そういえば次巻が完結編なんですね。次巻では碧も大学を卒業したので、教師姿が見られるのかな。2020/07/22

佐島楓

70
美味しい料理がひとを救い、新たなひととひととの関係をつくっていく。大樹と碧の関係も、もとはといえば一皿の料理から始まったものだった。ふたりの原点から幕を開ける本作は、もう終わりを見据えている。一抹の寂しさを覚える。2020/02/09

野のこ

68
フィナーレっぽい文体にこれまでの巻を振り返りながら気持ちが高まった!碧にとって生涯の宝となる「ゆきうさぎ」に出会えたって素晴らしい。自信と輝き満ちた彼女の未来が楽しみです。あのホテルの本を読んでちょっとだけ知ってるけどね♪心が温まる大好きなシリーズだからまだ続いてほしいです。出し巻き卵はあまり好きじゃないけどクリームチーズ入りが気になりました。2020/03/17

ゆっくりさん

60
9話目。碧と大樹のラブラブ度が上昇中です。本格おせちに挑戦したり、葉月さんの為に優しい雪見鍋を作ったり大活躍です。玲一さんの和風ホワイトシチューは寒い冬にしっとりじんわり温めてくれそうです。旅館の女将をしながら本格カレーを作ってしまう毬子さんの元気が大好きです。彰三さんと俊明さんの関わり合いには心温まる空気が漂います。今後、社会人として出発する碧ちゃんに応援していきたいです。2020/06/18

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