内容説明
ある事情から、極端に食が細くなってしまった大学生の碧。とうとう貧血で倒れたところを、「ゆきうさぎ」という小料理屋を営む青年、大樹に助けられる。彼の作る料理や食べっぷりに心惹かれた碧は、バイトとして雇ってもらうことに! 店の常連客や、お向かいの洋菓子店の兄妹、気まぐれに現れる野良猫(?)と触れ合ううち、碧は次第に食欲と元気を取り戻していく――。
目次
序章 18時の店開き
第1話 6時20分の肉じゃが
第2話 9時59分の思い出プリン
第3話 14時5分のランチタイム
第4話 23時の愛情鍋
終章 深夜0時の店仕舞い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カメ吉
254
ほっこりとする作品でした。好きな感じの作品。どちらかといえば食べ物の描写より『ゆきうさぎ』という店を訪れる客のドラマがよかった。 店主の大樹とバイトの碧との関係もほのぼのとして今後の進展が楽しみです。シリーズもあと二作あるので楽しみです。2017/05/16
Aya Murakami
245
ナツイチ2018対象本。 こういうアットホームなお店っていいですよね。初見さんは確かに入りにくいけど…。 そしてアットホームなお店がある世界にもネットやSNSが進出しているようです。匿名の悪意って怖い!作中では犯人さんは反省しているようでしたが、あれは絶対再犯しますよ。2018/08/12
yanae
187
気になってたシリーズ、一作目!思った以上によかったー!私好み★小湊さんも初読みです。食べ物屋さん系は元々大好きなんだけど、これもよかったです。祖母の小料理屋をついで二代目店主になった大樹。オープンした日から色んな縁があって先代からの常連や新しいお客さんに愛されるお店、ゆきうさぎ。店主が努力の人で先代の味も引き継いでるだけじゃなく、人の気持ちをくめる優しい人なのも愛される理由。読んでいて心地よい。タマとの仲も今後気になるところ。心が暖かくなるエピソードがたくさん。シリーズ化してるのも納得です。次も読みます。2017/08/24
南北
160
祖母の店だった小料理屋「ゆきうさぎ」を再開した雪村大樹とあることがきっかけで「ゆきうさぎ」でアルバイトすることになった大学生の碧のお話です。ほのぼの・ほっこりという感じで根っからの悪人は出てきません。家庭料理を出す小料理屋という設定もちいいですね。続きを読みたくなる作品です。2018/12/14
ナイスネイチャ
148
小さな街の居酒屋さん。拒食症だった女学生の碧がひょんな事から居酒屋でバイトする事になり、そこに集う常連客や向かいのケーキ屋との心暖まる物語。いい意味で捻りがなく王道食い物系。続編も積み読しているのでちょこちょこ読んでいきます。2018/11/11
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