内容説明
奴隷が奴隷でありながら、いかに真の自由を手にするか―。異色の古代哲学者から学ぶ「不惑」の生き方・考え方。
目次
第1部 認識を正す―「我々次第であるもの」とは何か(自由に至る唯一の道は「我々次第でないもの」を軽く見ることである;病気や死や貧乏を避けるならば、君は不幸になるだろう ほか)
第2部 感情の奴隷から脱する(人々を不安にするものは、事柄それ自体ではなく、その事柄に関する考え方である;君を侮辱するのは、君を侮辱していると見なす、君の考えなのである ほか)
第3部 人間関係のしがらみから自由になる(「傷つけられた」と君が考える時、まさにその時点で、君は実際に傷つけられたことになるのだ;自分自身にそう思われるだけでよい。それで十分である ほか)
第4部 真に成長し、よく生きる(秘かに待ち伏せしている敵であるかのように、自分自身を監視しているのである;「私は美しい馬を持っている」と言うな ほか)
著者等紹介
荻野弘之[オギノヒロユキ]
上智大学文学部哲学科教授。1957年東京生まれ。東京大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程中退。東京大学教養学部助手、東京女子大学助教授を経て99年より現職。2016年放送大学客員教授。西洋古代哲学、教父哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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