内容説明
汐崎藩に公儀の普請が押しつけられる――。財政難の状況で藩にとって空前の危機となる。それを回避できると老中・青山忠裕が出してきた条件は、名刀・備前長船の献上だった。駿河国汐崎藩の御刀番・左京之介は長船を手に入れようと走るが、そこに沼津藩水野忠成の横やりが! 五郎正宗の遺恨で汐崎藩を潰さんとする水野に、どうする、京之介。人気シリーズ、第六弾。
感想・レビュー
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いつでも母さん
111
シリーズ六弾!汐崎藩から暇を取る。影となり老中や水野忠成の手から幼き藩主と藩を護る京之介がカッコイイ。かっこ良過ぎです、藤井作家。藩主と腹違いの兄・祥慶との対面も首尾よく終わった。だが、まだまだ厳しい汐崎藩。京之介の明日はどうなる?嗚呼、次はどんな刀の登場なのだろう。待ち遠しい。2017/01/29
とし
108
御刀番 左京之介「備前長船」6巻。京之介の愛刀霞左文字ますます冴えわたりますね、汐崎藩と沼津藩水野忠成との確執まだまだ続きそうですね、次巻はどんな刀が出てくるのか楽しみです。2017/04/11
塩崎 周司
8
駿河国汐崎藩の御刀番を務める左京之介が備前長船を巡る陰謀を暴き、斬って斬って斬りまくる。ただただ爽快である。左京之介の刀は名刀「霞左文字」。我がほうの塩崎藩シオジイさんの刀は「住筑州國天作」である。2017/07/06
のんぶぅ
2
汐崎藩の幼き藩主の為の闘いに、さらなる決意を、霞左文字の愛刀と、佐助、楓と共に老中の妖怪どもに鉄槌を喰らわせるまで、応援しながら。2017/01/12
goodchoice
1
相変わらず京之介の剣が冴える!剣戟場面の素晴らしさは藤井さんらしい。全体を覆う緊張感は、色気が少ないせいか。2017/03/18