内容説明
駿河国汐崎藩の御刀番・左京之介は、藩主から、突然現われた「御落胤」の真偽を確かめる命を受ける。藩主の「御子」和千代は、誕生の砌に名刀「来国俊」の小太刀を下げ渡されていたという。その真贋を見極めようと動き出した京之介だったが、藩主の跡継ぎをめぐる権力闘争が勃発する。お家騒動に巻き込まれた京之介が最後に選んだ「道」とは――。著者会心のシリーズ第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
119
御刀番 左 京之介「来国俊」2巻。今回は風魔一族が絡んできましたね、次巻はどの様な名刀と忍びが出てくるのかな、楽しみです。2016/01/11
いつでも母さん
57
新シリーズの2作目。うん、もう少し追いかけてみることにしました。藩の御刀番でありながら、藩主の在り方に憤りを感じる左京之介が良い。その藩主も結局毒を盛られ若い藩主の世に。後ろで操る水戸家にどう立ち向かうのか。楽しみになって来た。今回、ご落胤騒動を上手く収めたのは何よりも良かったよ。こんな藩の騒動に巻き込まれるなんて「やなこったい!」2015/09/25
shiozy
17
舞台は汐崎藩江戸上屋敷である。なぬ、シオザキとな。字は違えどワシの名前と同じではないか。しかも、主人公はお刀番である。名刀「来国俊」。吾輩の真剣の銘は「国吉」。これもよく似ている。居合者としては見逃すことはできないぞなもし。とまあ、期待して読んだのだが、正直期待外れである。作者は脚本家上がり。そのせいか、文章ブツ切れで箇条書き風文体。なんだかドラマのあらすじを読んでる雰囲気である。期待したワシが悪かった。2015/10/24
ぶんぶん
11
【図書館】 やっと2巻に戻って参りました。(笑) 図書館の関係で、3、4巻を先に読みました。 前藩主が生きていたり、ちょっと戸惑いましたが無事読了。 今回は「御落胤」騒動、水戸藩との確執が益々深いものとなって来た。 京之介の味方が佐助と楓だけなのがちょっと心細い、もう少し見方を増やすべきなのでは。 しかし、京之介は圧倒的に強いなあ。2016/09/24
真理そら
8
御落胤を利用して蠢く一団との闘い。尊敬できない藩主のもとで頑張るのはきついけれど、藩主を守るためでなく藩を守るためなら頑張れる京之介なのである。楓も佐助も超人的な味方だけれどもう少し味方が多くてもいいかもとも思ったり、それでは独特のハードボイルドタッチが消えるかもと思ったり…。来国俊は和千代の清々しいイメージに似合う刀なのかも。どんな父でも父は父、会えてよかったね。2018/02/19
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