内容説明
駿河国汐崎藩の御刀番を務める左京之介。汐崎藩元藩主の御落胤で久能山東照宮の別当代となった祥慶から、秘蔵されていた相州五郎正宗が盗まれたと知らされる。五郎正宗探しに乗り出した京之介の前に現れたのは謎の修験者集団「黒法師」。はたして五郎正宗の行方は。そして、五郎正宗を奪わせた真の黒幕とは――。ますます好調の人気シリーズ、会心の第五弾。
感想・レビュー
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いつでも母さん
75
「南無阿弥陀仏」・・強い!強いぞ霞左文字、否、左 京之介。下手な容赦は命取り、禍根は残さずが小気味いいのだ。して、このシリーズでは刀の事を学ぶなぁ。ちょっと楽しみが増す気がしている。しかし、刀の真贋は見る者の心次第等・・確かにそれは全ての物の見方に通ずる。ありがたく受け止めるなり。この身を今一度(いや、何度でも)正そうと思う。2016/09/28
とし
49
御刀番 左 京之介「五郎正宗」5巻。五郎正宗をめぐりまたまた汐崎藩に禍が、左京之介さんの剣ますます冴えますね、次巻はどんな名刀が出てくるのか楽しみです。2016/12/15
goodchoice
2
相変わらず京之介の剣の冴えが素晴らしく、何人も京之介の前に生き残ることができない。筋立ても複雑に入り組んでいて、読んでいて面白い。さすが藤井さん!2016/11/24
のんぶぅ
1
東照宮に秘蔵されていた、天下三作の一刀である相州五郎正宗が奪われ汐崎藩に禍が及ぶのを未然に防ぐ為に、京之介が楓と共に黒法師岳の修験者の一群と刀を取り返すため闘いに。 崖を滑り落ちながらも愛刀を鞘に納めたり、川に落ちても下流に流されることもなく上流に遡って逃れる、並の侍ではない。京之介と楓さんに天晴れを。2016/10/29
ごろごろぽん太
0
昔ながらの勧善懲悪物です。 行末に「た」が多いですね(^^;)2019/06/20
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