内容説明
創刊号から話題沸騰の「螺旋」プロジェクト。伊坂幸太郎、朝井リョウ、天野純希、乾ルカ、大森兄弟、澤田瞳子、薬丸岳、吉田篤弘の8人の「螺旋」参加作家が、創刊記念講演会で語った創作の秘密を詳細レポート! 「螺旋」第二回もますます面白い!
読み切り特集は「日本のアカルイミライ」。恩田陸、坂口恭平、小路幸也、瀬名秀明、支倉凍砂、山内マリコ、宗田理の7人の作家が、2030年の未来を描いた小説で競演!!
吉田修一「続 横道世之介」、茅田砂胡「デルフィアニア戦記外伝 ポーラの戴冠式」など豪華執筆陣による連載小説も続きが気になる! そして作家特集は警察小説界の雄・堂場瞬一のすべてに迫ります。大作「バビロンの秘文字」にまつわる欧州取材をはじめ、知られざる作家の素顔を紹介!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里愛乍
39
『螺旋』メンバーによる創刊記念イベントのレポが読みたくて購入。各作家さんの人となりが覗えて非常に興味深く読みました。巻頭グラビアのある記念撮影、実は自分もあの中のひとりです。この作家さんたちと一緒のフレームに入ってるんだ…と、今更ながらすごいイベントに参加できたんだなと感動しました。今回は原始時代を最後にもってきたりと『螺旋』それぞれの今後の展開も気になります。2016/07/31
焼きそばん
18
読み切り特集日本のアカルイミライが、2030年を舞台に今の延長線上にありそうでなさそうな想像しうる内容がとっても良かったです。特にかれこれ数十年読んでいなかった宗田理先生の短編がほんのり暖かかく、恩田陸さんもしかり初読みの著者の方も多く、新しい出会いが文芸書の良いところですね。ただ全部読むのは正直しんどいです。2017/02/27
辛口カレーうどん
18
今回も吉田篤弘氏、西條奈加氏、多崎礼氏目当て。小路幸也氏の読み切りも良かった。完全自給自足な町、私も住みたい。他の読み切りは、恩田氏はまぁまぁ面白かったが、合わないものが多かった。特に宗田理氏の物語は、若いおじいちゃんとかでなく、話し方とか普通に若者すぎて変だし、ストーリーも納得いかず、かなりの違和感。もう止めるかな〜、と思っていたら、次回から森見登美彦氏の連載スタート!…次回購入してから決めます。2016/08/08
風花
14
今号も本当に読み応え充分で、読了するのにだいぶかかってしまったけれど読んで良かったー!面白かったです☆ 巻頭特集の創刊記念イベントには私も参加させていただいたので、当日の楽しさ再び!という感じでニヤニヤしながら。螺旋本編は、初回に感じた手探り感から一歩抜き出て、今後の展開に大いに期待し。これまで未読の吉田修一さんは、『続 横道世之介』を読んで、その面白さに『横道世之介』を書店へ買いに行き。『雨月物語』をモチーフに書かれた西條奈加さん、読み切り特集の恩田陸さんや小路幸也さんは安定の面白さでした。2016/10/06
あや
14
堂場さんの失踪課外伝目当てで。森田口コンビ、なかなか良かったです(笑)逢坂さんとの対談も読みごたえありました。2016/07/28