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内容説明
遣唐使に選ばれ、世の注目を集める最澄。
その選に漏れ、更なる荒行に邁進する空海。
仏教史に名を残す二人の天才が遂に運命の邂逅を果たす…
果たして彼らの思いは海を越えるか!?
物語の舞台はいよいよ中国へ!
激動の第5集!
1 ~ 1件/全1件
- 評価
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はなし食う人本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
45
最澄と空海出会いの際も、読経の際も、お互いの能力を認めこそすれ、敵意を抱くことはない。にもかかわらず二人は今後決裂するわけで、その端緒はどこにあるのかを探りながら読み進める。気になったシーンがある。遣唐使に決まった最澄の所へは訪問客がやって来る。彼等は一様に願いや悩みを抱えているが、今まで無力感に苛まれた最澄に悩む風はない。「全員の願いを叶えることは出来ない」という名もなき僧侶に対して「私は一人一人の願いを叶えたりしない。全ての人を救うのだから。」と言う。その言葉は正しいが、僧侶は違和感を感じる。2017/01/17
新田新一
34
読書メーターの前にシミルボンというサイトで、本のレビューを書いていました。そこで知り合った漫画の原作者の方がこの作品を絶賛されていたので、読み始めました。「日本の漫画だけではなく、日本の社会を変える力を持っている」とのことです。最澄と空海の生き方としての求道が描かれて、心が震える熱い描写が散りばめられています。この巻では特に最澄と空海の読誦合戦の場面に凄まじい熱気を感じます。自分を最低の愚か者と言い切り、自分を滅却しきって他人に全身全霊で尽くそうとした(忘己利他)最澄の精神をこの作品を通して学びたいです。2025/06/23
明野 立佳
14
グイグイと。 最澄と空海の出会い。 そうなると信じて進め、それが力になる、的な。 本当のところ史実としてはどうなのか? それは本当はわからないから、 最澄と空海は、唐でなにしてくるんだろう。2017/02/23
かず
13
眠れの夜の友として、仏に添い寝せんと欲す。日本国公務員和啓。空海を模してみたw 尚、原文は「日本國留学沙門空海啓。」・・・と、遊んだところで感想を記す。①「正しい道は厳しい道。もっとうまくやり。」「命を懸けて己の信ずる道を行く。アホなことやな。難儀な道やで。」→共感した。アホだから、わざわざ苦しい道を行ってしまう。なぜなら、楽な道に真理はないからだ。それは妥協である。そこに歓喜はない。 ②「準備をしたものにしか機会は訪れん。」→2025/07/13
こぽぞう☆
13
この遣唐使船で、最澄と空海の両方もしくはどちらかが死んでいたら、日本の仏教史、どころか、日本史自体変わったかも。2018/10/09
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