内容説明
そして漆原静乃は目を醒ました。
繰り返し見る同じ夢、前世で会った冥王シュウ・サウラの物語。
愛しい声がつむぐのは《冥府の魔女》として知られる静乃の本当の名――。
一方、六翼会議のアジトを突き止めた諸葉たちは迷宮内部へと強行突入を決める。
囚われた仲間を救うべく亜鐘学園の精鋭は謎めく罠に挑む……。
その先で、遂に邂逅した六翼最速の剣士レナードと諸葉。
ありえざる必殺の終焉剣と、常識破りな諸葉の太極――奇しくも似た業をぶつけあう、究極の一騎打ちの結末は?
見よ、戦技全てを超えし刹那を!!
閉ざされた静乃の記憶が、悪夢の如き奇跡を顕現させる学園ソード&ソーサリィ第18弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
26
前世で会った冥王シュウ・サウラの夢を繰り返し見る静乃。一方丈弦が六翼のアジトに潜入を果たすも閉じ込められてしまい、諸葉たちが救出に動き出す第十八弾。静乃の前世の記憶がだいぶ明らかになった今回、突出した力を持つわけではない丈弦がまさかの大殊勲を挙げて、こういう形で事態が大きく動くとは思わなかったですね。レナードと諸葉の戦いはお互いらしさがよく出ていましたけど、アジトを壊滅して静乃も過去を乗り越えてと、上出来な戦果だと思わせておいて最後で思わぬ急展開。次はサツキの過去にも迫る話になるんですかね。次巻に期待。 2016/10/15
Yobata
20
冥王シュウ・サウラとの前世の記憶に揺蕩う静乃。そんな中、丈弦達が六翼のアジトに潜入を果たすも閉じ込められてしまい、諸葉達は救出に動き出す。しかしそこで待ち受けてきた強敵に静乃は前世の記憶を顕現させる…。ようやく静乃の前世が語られたね。奴隷の身であった静乃が囚われの身のシュウ・サウラと出会い…という大筋の話は以前語られてたから知ってたけど、前世の名前など細かい事が判明。まさか同名だったとは…それに霊体のサラシャ姫と邂逅してたんだね。サツキと静乃の繋がりがこういう風にあったのにはなんか心地よいねw貝利との→2016/10/14
水無月冬弥
13
あわむら赤光先生(@shakkosan)の #ラノベ ついに明かされる静乃の前世、まさかサツキの前世とこんなに絡みがあるとは。そう考えると、いままでの人間関係の見方が大きくかわってしまうよ。そして、六翼の中でも異質な存在である虚穂の正体がアレとは、いかん、サツキの力といい、今までの物語の流れが大きくかわってきたぞい 2016/10/22
藤崎
8
今回は満を持してというか正直待たせすぎ状態だったシュウ時代の静乃の詳細開示。そして敵本拠地に殴り込みかつボスラッシュな展開。つーか「渾沌ルズガズリンケン」とかしれっと出てくるのずるいわーと厨二マインドに不意打ちクリティカルヒットですよ。そしてここでもまた光と闇を掛け合わせていく十八番を遺憾なく発揮というか、サツキと絡めた乗算の盛り上げがいい感じでした。しかし何やら暗躍する仙人、姿を隠した熾場、ラスボスの前振りしてた駿河と中々混沌としてきましたが、次回はまた別方向からの危機ということで、どうなるのか期待です2016/10/15
ダイ
6
今回は六翼会議のアジトへの突入と同時に静乃の前世の事が詳細に描かれてました。過去の名前が明かされたり、命を捨てての禁術を出したりなど彼女がメインでしたね。普段は分かりにくいですが、彼女の愛の深さがよく分かって良かったです。サツキもサラティガを召還したり、瀕死の静乃を回復させたりなど凄かったです。また、先に潜入していた丈弦も六翼の一角のルイーズを討ち取ったりなど大金星でしたね。諸葉とレナードの戦いは、やはり諸葉の貫禄勝ちでした。ただ、姿を消した熾場や黒幕の感じの安東、そして最後の展開から次回も気になります。2016/10/19
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