イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 304,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062142588
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C0098

出版社内容情報

世界を不安定にするこの組織と人々!
なぜアメリカは、自国の国益を損ねてまで「イラク侵攻」というバカげたシナリオを実行したのか?世界を歪めるパワーの元凶を解き明かす。全世界話題の書。

内容説明

これが最先端の米国事情だ。泥沼のイラク戦争は、誰が始めたのか?日本の外交政策をも左右する、世界政治の潮目を読む。

目次

第2部 ロビーの実態(“イスラエル・ロビー”対パレスチナ人;イラクと中東体制転換の夢;シリアに狙いを定める;照準の中のイラン;“イスラエル・ロビー”と第二次レバノン戦争;何がなされるべきか)

著者等紹介

ミアシャイマー,ジョン・J.[ミアシャイマー,ジョンJ.][Mearsheimer,John J.]
1947年生まれ。シカゴ大学ウェンデル・ハリソン記念講座政治学教授(国際関係論)。米中衝突を予言し、「オフェンシヴ・リアリズム」理論を提唱。米国のイラク侵攻を非難して、ネオコン学者と対立する

ウォルト,スティーヴン・M.[ウォルト,スティーヴンM.][Walt,Stephen M.]
1955年生まれ。ハーヴァード大学ジョン・F・ケネディ行政学大学院教授(国際関係論)。「脅威の均衡」理論を提唱。ミアシャイマーとともに、米国のイラク侵攻を非難して、ネオコン学者と対立する

副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
1953年福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。銀行員、予備校講師を経て、常葉学園大学教授。政治思想、法制度論、経済分析、社会時事評論、言語研究などの分野で、評論家として活動。日米の政財界、シンクタンクなどに独自の情報源を持ち、日本人初の「民間人・国家戦略家」として、日本は国家として独自の国家戦略を持つべきだ、と主張している。副島国家戦略研究所(SNSI)主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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coolflat

8
米国がイラク戦争を始める根拠となったイラクの核兵器保有や大量破壊兵器の保有は、イスラエルからもたらされたものだという事が明かされている。情報は誤りだったが、現実にはイラク戦争は引き起こされた。因みにイスラエルの目的はフセインの排除で、続いてそれ以外の敵の排除も期待していた。ドミノ効果である。具体的には、PLOのアラファト、ヒズボラのナスララ、シリアのアサド、イランのアヤトラ、リビアのカダフィーだ。結局、イラク戦争時にドミノ効果は起こらなかったが、アラブの春において、ドミノ効果が起こったと言えるかもしれない2015/03/05

yooou

3
☆☆☆☆★ 情報量とその分析は素晴らしいのだが、立ち位置が中途半端すぎだな。2010/03/20

takao

2
ふむ2023/11/27

makio37

2
イスラエルロビーが米国の中東政策を左右し、かつそれが米国にもイスラエルにも利益となっていない、と説く。彼らイスラエルロビーも一枚岩ではなく、また米国の政権担当者の言説が情勢に応じて変化している部分が生々しい。今日耳にするイランやシリア情勢を伝えるニュースの裏に、彼らが蠢いている様を想像できるようになれただけでも収穫。2012/12/16

1
イスラエルの蛮行とそれを止めることができずむしろ支援してきたアメリカの中東政策がいかに失敗してきたかが具体的に説明される。中東問題をこじらせている大きな理由が理解できて面白かった。イスラエルの行動は畜生としか言いようがないが理想主義の理屈がそれを正当化するのに利用されてきたことを踏まえると、外交政策における理想主義には気を付ける必要がある。2021/12/15

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