祥伝社文庫<br> 傭兵代理店  聖域の亡者

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祥伝社文庫
傭兵代理店 聖域の亡者

  • 著者名:渡辺裕之
  • 価格 ¥764(本体¥695)
  • 祥伝社(2016/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396336417

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内容説明

米国最高軍事機密である最新鋭戦闘機F‐22、通称“ラプター”の、中国での奪還作戦で行方不明となった藤堂浩志――。彼をひとり探し続ける藤堂の恋人・美香とともに、捜索の手がかりである中国軍H6爆撃機墜落現場を見つけた傭兵代理店チームが、いよいよ動き出す。同時期、チベット自治区で中国人の警官を襲撃し武器を奪っているゲリラグループの中に、「参謀」と呼ばれる日系人の姿があった。神崎と名乗る彼の正体は!? やがて傭兵代理店チームは手がかりを追ううちに、その「参謀」らと衝突。
ゲリラグループの頂点に立つ「将軍」、さらにその後方支援をしているCIAの「タイガー」……中国国内の権力争いも複雑に絡み合い、チベットを巡る謀略が明らかに!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

188
現代チベットの惨状が書かれる。本作は勧善懲悪がかなり前面に押し出されている。チベットで悪の限りを尽くす人民解放軍とそれと戦う正義の男たちという、深く考えずに読める娯楽大作。それでもチベットの惨状については文献リストも長く、描写の本気さが伺える。マンネリを打破するためか、クリフハンガーで終了となった前作からいきなり1年後。本作の主人公は記憶喪失の男だが、それが誰であるかは公然の秘密。この作家、楽しませ方がどんどん上手になってる。2019/07/17

future4227

31
シリーズ第8弾。前作からの続きで、前半はチベット山中で行方不明となっている主人公の捜索活動がメイン。あまり知られていないチベットの実情が語られる。全てが真実ではないだろうが、中国政府のチベット統治政策は酷いもんだ。ナチスのユダヤ人虐殺に匹敵する民族浄化政策と差別意識だ。理不尽な殺戮と領土進攻。強制労働や公開処刑。子孫抑制のための不妊薬投与。パンダの生息地も中国がチベットから武力で奪ったものとは。ダライ・ラマが亡命してるわけがよくわかる。中国は怖くて行きたくないな。なぜ国際的非難を浴びないのか不思議だ。2017/05/16

25
さくさくと♪前作から1年も経った設定(@_@)美香さんイイ女だね〜。チベットのことは、見聞きしたことがなく、へ〜、え〜、と読みました。次の舞台はどこでしょ?2019/07/15

まぁにぃ

11
傭兵代理店シリーズも8作目まで来た。 今回の舞台は中国、それもチベット自治区。 中国の傍若無人さも描かれており、背景は暗い中で、リベンジャーズのメンバーが光り輝く。 藤堂の行方不明の原因が少々ベタだったが、美香の一途な思いがグッときます。 次にどう、つながる?2015/12/11

hiromio

5
シュウマがいけないとは言いませんが、こんな風になってしまいましたのね。書き方はあいまいですが、そうだろうなとは思っていましたが、まさか、美香さんがこんな風になってしまうはね。ラプターって、本当に罪作り。今回はチベットのこと。チベットはダライラマ問題で、いろいろ日本でも話題になっていますので、ある程度はしっていましたけど。各施設の件は、、、本当なんでしょうね。多分2018/03/05

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