内容説明
花と話ができる少女リゼットは、継母たちに虐げられる生活を送っていた。そんなある日、リゼットの不思議な力がポンパドゥール夫人の目にとまり、ヴェルサイユ宮殿に迎えられることに! しかし、そのために爵位を持つ貴族と結婚しなければならないことに戸惑うリゼット。夫となるヴァランタン子爵は、驚くほど美しく、身分も申し分ないが、なぜか“ヴェルサイユの魔物”とよばれていて…?
目次
プロローグ 秘密の花園
第一章 リゼットはポンパドゥール侯爵夫人に導かれて
第二章 新婚生活 ~魔物の城館ヴァランターニュにて~
第三章 ヴェルサイユ宮の公式宮廷舞踏会へ
エピローグ 愛はロココの薔薇に導かれて
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なりた
2
神聖文字の次に愛を導いたのはロココの薔薇だった。結婚から始まる恋愛と言うのは好みのモチーフなのでそれだけで高ポイント。自覚のない独占欲とか段々打ち解けていくところとか誤解から生まれるすれ違いとか。最後は父との和解までいくのかと思ったらそうでもなかったのは残念。コバルトでここまで書くんだという描写があった気もするけど全体的にはよかった。そういえば相手役は確かに目をつぶっているようにしか見えないかも。次にも期待。★★★★☆2010/03/17
みあ
2
華やかで可愛らしいお話でした。できれば気持ちが通じ合ってからの様子をもっと読みたかったな。2010/03/09
ほうたる
1
かわいかったです。やっぱりこの人は一人称は合ってないかな、と。2人の心の通わせ方が丁寧で、最後は駆け足になった印象がありますが、厚さの問題もあったかと思うので脳内保管します。個人的には、りゼットのそばかすがなくなっていく描写が「愛の妖精」みたいで大好き。2011/03/24
シキ
1
甘い話が読みたくなったらこの一冊。しかも恋する過程がファンタジーにしては丁寧で恋愛物としても好きな話。できたらラスト後日談とかの補完…は、高望みでしょうか。2010/12/24
みかづき
1
ポンパドゥール夫人が愛くるしい。後半は性急な気もしたが、全体的にかわいらしい話だなあと。2010/12/07
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