内容説明
旅ゆけば先々に美酒と美女あり。晩秋の秋田でめんこい娘の酌に酔い、博多祇園山笠に沸く福岡では美女たちの豪快な飲みにタジタジ。人情あふれる女将とコタツの温もりにもてなされた八戸の旅。岡山「禁酒會館」ではしばし反省。小湊鐵道でのんびり向かった漁師町・勝浦。母の故郷・長崎で噛みしめる甘酸っぱい思い出。6都市の旅に番外編・奥多摩キャンプを収録した、好評酒場紀行シリーズ第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
53
タイトルとは特に関係なく、いつもの太田さんの居酒屋紀行文集だった。6つの都市+奥多摩キャンプが紹介されているが、本書はディープな居酒屋や酒の解説は控えめで、各都市の文化や歴史の紹介が幾分か多めとなっている。もちろん酒場の記載がないわけではなく、土地の文化に絡めて酒の魅力を絶妙に伝えているので、地酒には地の肴の素晴らしさが良く感じられて、その土地に行きたくなるし、自分の住んだことのある場所もあったので、実感で受け止められた。ツアーでは決して体験できない旅の魅力を伝えている一冊だった。2016/08/25
ユメ
41
今回の旅の目的地は秋田、福岡、八戸、岡山、勝浦、長崎。このぶらり旅シリーズを読むにつれ、日本各地に行きたい場所が増えていく。行ったことがないのに親しみを覚える土地が増えるというのは、旅先での人とのふれあいを何より大切に記す太田さんならではのなせる技だ。御母堂の故郷・長崎を訪れる回がとてもよい。『アゴの竹輪とドイツビール』収録の、御尊父の故郷・木曾を訪れる旅はシリーズでも屈指の名回だと思っているが、幼き日のよき思い出、母への慕情、そして新たな人との出会いが重なるこの長崎への旅は、それに並ぶのではなかろうか。2018/12/18
しょーくん@本棚再編中
35
★★★★★★☆☆☆☆今作も酒が進む面白さでした。早速、次作も読みながら一杯やりましょうかね。 2017/06/01
むつこ
26
地元(八戸)が載っていたので思わず図書館でゲット。あぁ、こんな風に見えてるのだなとニヤリとした。あれからずいぶん時間が流れて街は変わったけれど酒や肴は変わらずうまいはず!また来てもらいたいと思った。2025/01/26
miwapicco
7
出てたの知らずに博多で5巻を読んでからのこちら。こっちを先に読むべきだったー(><) 千葉に長崎、縁の土地が出てきて、もう行きたくて仕方ないー。長崎の印象は全く共感。また行きたいな(*´`)2016/12/30
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