内容説明
旅回り一座の演劇と60年代モダニズム建築に目を奪われた豊橋。豊かな食材と島人たちとの睦まじい交流が心に残る八丈島の旅。絶品ワンタンメンと写真界の巨匠・土門拳の傑作を満喫した酒田。福井では最高のイカ料理と厚揚を肴に歴史の勉強。文学の町・釧路で地元客と炉端を囲んだ居酒屋の達人は、「これぞ日本一」の太鼓判を押す名店を訪ねて名古屋へ――。7都市を巡る酒場紀行シリーズ第5弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
58
毎度おなじみの酒場紀行。7つの場所が紹介されているが、今回は居酒屋に関しての記述がやや控えめになっているような気がする。紹介されている土地も、観光地としての地名度は薄いような場所が多いような気がする。それでも読ませてしまうのは、太田さんの人柄が行間から溢れていつからだろうか?読み終わってみるとあっという間だったし、結局は居酒屋に行った気分がしていた。そこそこ楽しい紀行文だった。2016/12/26
ユメ
32
本書の解説は角田光代さん。この『ニッポンぶらり旅』シリーズの魅力をあますことなく読み解いてくれていて、改めて角田さんの書評に対する信頼が高まると同時に、なぜ私がこのシリーズを好きなのか見つめ直すことができた。角田さんが指摘する通り、太田さんの旅は目的地もほとんど決まっていないし、その土地について下調べするわけでもない。それなのに、気の向くままに現地をぶらりと歩いて次々面白いことを見つけ出す。私たちは、これまで深く気に留めてこなかった土地に、にわかに旅情を誘われ始める。これはすごい才能だ。2019/03/22
しょーくん@本棚再編中
32
★★★★★★☆☆☆☆太田さんのように時間を贅沢に使った旅をしてみたいものですね。2017/08/13
miwapicco
8
なんと、福井が登場!間海もかっぱもバッカスも、行ったことないーー(><)行かなくちゃ。4作目いつの間にか出てて、飛ばしてしまった!急ぎ読まなくっちゃー。角田さんの解説、さすがの素晴らしさ。2016/12/19
ikedama99
7
息抜きに丁度いい感じの本だった。安心して読める本の存在はありがたい。地元酒田の話もあって、楽しめました。2019/06/20
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