内容説明
宗像礼司のもと結束を強める〈セプター4〉。訓練と法を犯したストレインの捕縛という日常の業務をこなす日々だった。だが日常を打ち破る思いも寄らぬ挑戦者が現れた。その男の狙いは、なんと宗像の玉座!? セプター4の存在意義を奪いかねない挑戦に、淡島や伏見ら、セプター4のメンバーは懸命に立ち向かうが……。10月から2期シリーズの放映が決定している人気アニメ『K』の、知られざるエピソード!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ガーガー
23
セプター4に迫り来る『青の王』に憧れた男からの魔の手。敵はセプター4の弱点をついてくる。本編では弱点なしだと思ってたけど、意外とセプター4って弱点だらけなんだな…。新しい組織であるし、仕方ないかな…。2016/08/15
海宇未悠(うみゅみゅ☆)
9
表紙と挿絵が鈴木次郎先生だから、ギャグ寄りだってわかるね!K親切だね!と言うわけで、セプター4がバタバタと賑やかに大騒ぎする大事件が勃発です。あくまで「番外編」なので、時系列は気にしてはいけない。でも、漫画の学園Kのような振り切ったギャグではなく、しっかり読ませるミステリー。特務隊も大活躍で、これを読んだらセプター4が大好きになれるかも!下巻も楽しみです!2015/10/13
藍
5
こんなテイストのお話もできますよ、とリーダー自ら示しているようなこれまでの小説ともだいぶ雰囲気の違うお話。Kの世界観の懐の広さを感じます。コメディ多めですが、セプター4がこの世界ではどういうものとしてあるのかというあたりじっくり語ってくれそうで楽しみです。ところで講談社BOX箱に入れなくていいならもう入れなくていいのよ…2015/10/14
緑
4
アニメが赤贔屓な感じだったので、エンタメ的にも内情的にも青を掘り下げてくれる作品はとても嬉しい。セプター4のわちゃわちゃぶり、敵の得体の知れない強さが良く描かれていて面白かった。伏見が帰ってきてから、どう反撃に出るのか楽しみ。2016/03/13
ささのすけ
4
あっすっごいエンタメに走ってる……で、ありながら、宗形礼司というキャラクターはこのようなものなのですよ、という教科書のような作品。青陣営はちゃんと自らの王を王として戴いているのだなあと、改めてわかる一冊。伏見くんいいポジションだなあ。伏見くんが最初から介入していたらここまでこじれなかったんだろうけれど。下巻でどう決着をつける気が楽しみ!2015/10/18