内容説明
母は人間だが父は妖狐である美咲。相思相愛の関係になった弘人が婿入りしてくれるというので喜んだのも束の間、天狗が美咲を嫁によこせと言ってきた。天狗の求婚を断ると末代まで祟られるという。こうなったらすぐにでも結婚しろと祖母から言われて困惑していた美咲は、ささいなことから弘人と言い争い、婿入りを取り消されてしまう。気まずい状態のまま、美咲は天狗にさらわれてしまい――。
目次
序章
第一章 天狗の求婚
第二章 別離
第三章 異界の果てで
第四章 弘人の失敗
第五章 星月夜に婚礼を
終章
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
氷風
9
天狗がなんだかかわいそう・・・。な気がするのは私だけだろうか。いやぁ勿論分かってて引き受けたし、楽しんでいたし?なんていうかめっちゃ好青年なのにホント子供。いやぁ複雑だわ。それにしてもラストの展開が某映画を思わせましたね・・・。規模は分かんないけど“美咲を試す”それだけのためにここまで大事にするかぁ?でもヒロのべた惚れ具合は可愛らしくてにやにや。2011/08/01
シュウ
5
陀羅尼坊の方が好青年。今回のお話のオチは好きじゃないな。2016/08/23
kinatsu@ただいま休憩中(。_ _)。zzz..
4
今度は天狗が登場!正直、こちらのほうが弘人よりもいいかな、なんて思ってしまいました。性格とか、かわいいよなぁ(*´▽`)今回意外だったのが高子様。ずっと子を思い通りに動かしたい、嫌な母親だと思っていたので…。ちゃんと子を想う、母親だったんですね。また2人の関係も深まり、よかったかな。でもまた不穏な空気が…。2011/10/04
nofunofu
4
弘人の色魔っぷりがすごい…っ!未来のお姑さんとの件はとりあえず一段落?っぽいけどまたまた何か起こりそう、っいうか何かが起きちゃったなあってかんじのラストです。弘人が『本気で怒りそう』な次巻が気になります 2011/03/02
しゃちおおかみ
3
酔った弘人さんのお色気はあいかわらずの安定感。ティ○ラ行かない程度に、もうがっつり口説いてください。それに対して美咲は・・・妖狐としての進歩が見られないので、ただの僻みっ娘に見えてきてしまった。なんであんなにモテるのかわからなくなってくる。高子さんじゃないけど、応援したくなる子になってくれ!。一巻から「天狗」は相容れない大物妖怪なのかと思っていたら、フツーの取引先なんだね(笑)。2011/03/02