内容説明
第六皇女・リズの敗退、《軍神乙女》アウラの孤立――。その知らせを聞いた比呂は急ぎ帝都へ帰還する。しかし、皇帝から拝したのは「アウラを見捨てよ」という無慈悲な下命だった。《軍神》に届きうる才を失う痛手を避けるべく、比呂は僅かな兵を率いて出立を決める。行き先は戦場のフェルゼン属州ではなく、裏で糸を引くドラール大公国――。一方、敗北し囚われの身となったリズは、グランツ大帝国に復讐を誓う亡国の皇女・スカアハと対面を果たす。怒りを露わにする彼女が携えた槍の名は《氷帝》――《炎帝》と相反する属性を持つ氷槍で!? 果たしてリズは比呂と再会することができるのか……!? 激動の第4巻、開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
37
『囚われのリズに迫る復讐の刃――《氷帝》襲来!』第六皇女・リズの敗退、《軍神乙女》アウラの孤立――。その知らせを聞いた比呂は急ぎ帝都へ帰還する。しかし、皇帝から拝したのは「アウラを見捨てよ」という無慈悲な下命だった。《軍神》に届きうる才を失う痛手を避けるべく、比呂は僅かな兵を率いて出立を決める。「神話伝説の英雄の異世界譚」シリーズ第4弾。比呂は急ぎ帝都へ帰還し、今度はドラール大公国に向かう。基本的にヒロが無双する流れは変わらず、さらに順調にハーレムを構築していくという軸のブレない展開。最初からあいつは2018/07/01
よっち
23
第六皇女・リズの敗退、《軍神乙女》アウラの孤立。その知らせを受けて急ぎ帝都へ帰還した比呂が、皇帝から下命を受けてドラール大公国との対決に向かう第四弾。暗躍する皇帝の思惑、捕虜として虐げられ衰弱してゆくリズ、復讐を誓う亡国の皇女・スカアハを相手に落城寸前のアウラ。リズが心配で焦燥を募らせてゆくヒロの気持ちも分かるような状況でしたけど、因縁を曖昧なままにせずにきちんと報いを与え、落とし前をつけてくれるという意味では安心感がありますね。新たに仲間を加え見えてきた敵にこれからどう立ち向かうのか、次巻も楽しみです。2016/03/24
ツバサ
8
ヒロの脆さが見えてきて物語が面白くなってきた。クズ野郎には粛清を。2016/05/12
フジ
8
前巻の内容をあまり覚えていない上に、カタカナが多くて、少し混乱しました。内容的には、ヒロは相変わらず強いが、仲間が危険な状態にさらされ、ヒロが焦る様子が見られました。とりあえず、王を含めしょうもない男が多いですね。2016/04/07
尚侍
8
ものすごく面白かった。前巻までは良くも悪くも俺tueeeeだけの作品と思っていましたが、ここにきて化けましたね。戦記物によくあるパターンで最初のうちは計略や駆け引きなどの描写が多くても巻が進んでいくにつれて戦闘シーンばかりになってしまって退屈というのがあるのですが、本作はそのあたりのバランスが実にうまく、ここまで話が進んだにもかかわらず様々なシーンが描かれているのがいいですね。さらにここにきて過度の俺tueeee要素が薄くなってそれ以外のところで見せ場が多いのだから言うことありません。続きが楽しみです。2016/04/06
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