集英社コバルト文庫<br> 平安ロマンティック・ミステリー 嘘つきは姫君のはじまり 少年たちの恋戦

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集英社コバルト文庫
平安ロマンティック・ミステリー 嘘つきは姫君のはじまり 少年たちの恋戦

  • ISBN:9784086014939

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内容説明

東宮妃候補の座を降りた宮子が、初瀬の寺へ発って数日後――。宮子の抱える秘密に察しをつけていた次郎君は、その真相を確かめるため、五条の邸を訪れることに。一方、もの想いに沈みながら、宮子の帰りを待つ真幸。そんなふたりが、いよいよ顔を合わせることに…! 次郎君は正体を隠しているものの、呼び名や言動から、真幸は彼の正体と、宮子との関係に気づいて!? いよいよ終章突入!

目次

序章
第一章 後宮(一)
第二章 五条(一)
第三章 初瀬(一)
第四章 五条(二)
第五章 後宮(二)
第六章 初瀬(二)
終章
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

43
藤原氏に権力が集中しすぎないように宮家・源氏とのバランスを考え、藤原一族で権力闘争が始まらないように長男次男~の順序を守るようにという父(藤原師輔?)の遺訓も考えた妃選びに腐心する中宮(安子?)の気持ちも理解しつつ妃は馨子(というか宮子)一人にしたい東宮(後の冷泉天皇?)兼家のふてぶてしさもなかなか良い。蜉蝣の君等あれこれ史実の話題を拾うのが楽しいシリーズだ。2025/07/29

葵@晴読雨読

16
蛍の宮、東宮、真幸、みんな格好いい!宮子、有子、みんな幸せになって欲しいと思いました。2015/06/15

さぁちぃ(積読本消化中…)

9
京を離れた宮子、次郎君と真幸の対決?今回は恋愛要素ほぼ無しだったけど、それぞれの想いが丁寧に描かれてて面白かった。次郎君と真幸の話し合いの場は、真幸が切なすぎる、いい人すぎるよ。秘密に関してはもっとはっきり知るのかなって思ってたけどやっぱ宮子の口から聞くのが一番だよね(笑)四切刃の話しがどんな風に絡んでくるか気になる!!文殊丸がいい具合に脱力させてくれるから好きだ!!2012/08/06

poke

8
王道パターンだと思いつつ、どうなるのか先を楽しみにしてみる。有子姫の想いが叶ってほしいな。2015/09/12

月華

7
2011年2月発行。図書館。東宮の心情は、初めてだったのかな。狂気とストーカー一歩手前の印象を持ってしまいました。真幸が思っていたよりかなり強かで格好良かったです。宮子を思うゆえにあきらめるというのは切ないです。真幸にはぜひとも幸せになってもらいたいです。有子がだんだん可愛らしくなってきました。五節の印象が最初のイラストの男装のイメージがあるので、着物姿はなんとなく違和感を感じてしまいます。中宮は結局家が大切なんだろうなと思ってしまいました。そういう風に育てられたので仕方がないのかな。2014/03/27

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