内容説明
『貴女と、乳姉妹の秘密を知っている――。』差出人のわからない脅迫文を受け取り、動揺を隠せない宮子。身代わりの秘密がばれたのではないかと気が気ではない。その上、美貌と才気でまたたく間に次郎君と仲良くなってしまった大姫を前に、なす術もない…。複雑な胸の内を抱える宮子だが、次郎君に対し、ついにある決断をすることに…? お騒がせ乳姉妹の身代わり絵巻、またもや大波乱!?
目次
序章
第一章 葛藤
第二章 醜聞
第三章 決別
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葵@晴読雨読
12
物語りの引っ張りかたが上手!2015/06/05
さぁちぃ(積読本消化中…)
11
読んだと思ってたのに読んでなかった(笑)前巻読んでから間があるので、軽く読み直してから読んだけど。最後の宮子の決断が切なすぎる、蛍の宮は変わらずかっこいいし!!次郎君は少しヘタレ?なのかな?。大姫編完結で次はどんな展開になるのか、続き早く読もう。2012/08/04
桃水
6
謎解きが実に鮮やかで爽快でした。 それにしても鞭編というには次郎君が表紙からもう構い過ぎです(笑)2010/04/07
しゃちおおかみ
5
このシリーズに出てくる主要女性陣は、みな嫌いになれない。この巻読むと(史実の通りに)全員で東宮妃OKって気になってしまう、利害が一致すると言うか(笑)。女一の宮が正妃は形式だけでバッチリ、心の操を篝に捧げている大姫も、宮子ありの東宮妃なら願ったり叶ったりでは。あとは「嘘」に苦しむ宮子がどうするか。・・・他には、ちっとも出てこない東宮の同母弟(三の宮)が気になってます。2010/05/18
さり
5
蛍 の 宮 の 時 代 が 来 た ! もう蛍の宮エンドでいいよ私!2010/04/18