内容説明
盗賊の館である百舌殿で、連続殺人事件に巻き込まれてしまった宮子たち。一人だけ後宮に戻された宮子は、次郎君の協力を得て「五衰の鏡」探しに奮闘していた。一方、百舌殿では新たな事件が…! その犯人として捕らえられたのは、なんと姫盗賊の竜田だった! 今までの事件にアリバイがないのは彼女だけだというのだが…? 乳姉妹が暴く、衝撃の真相とは!? 波乱を呼ぶ、怒濤の後編……!
目次
第五章 きみのためにできること
第六章 誰が百舌を殺したか?
第七章 汚れた顔の女神
第八章 告白・黒白
第九章 破壊しに、と彼女はいう
終章
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葵@晴読雨読
20
がっつり事件簿。事件の真相は後継ぎ問題でも隠し財産でもなく、全く別のところから出てきました。2015/06/02
藤月はな(灯れ松明の火)
16
殺された百舌鳥、逆さ吊りの神憑りの女性に薬物、新たな首の発見などきな臭い渦中で推理をする馨子と宮廷で宝探しと殺人事件を調べる宮子の活躍と容疑者に竜田が上がる中、導き出された真実の壮絶さとそれでも純粋な想いの強さが印象的でした。確かに好きな子に女装姿を見られるのは屈辱だろうな・・・・。何気に仕返しをしつつも女房達にいろんな面で誤解されている蛍の宮はこれからも苦労するでしょう(笑)個人的には有子姫が腹黒そうな斎に利用されそうで心配です。2012/05/23
みあ
5
蛍の宮の株がぐんぐん上昇中。宮子へ香を贈るのに「ついでだ!」と言い張る様子がかわいかったです。事件の真相と、そこに秘められていた想いにはびっくり。最後の宮子の扱いはほんとひどすぎるw2009/10/10
うづき
4
次郎君の女装は是非とも挿絵して頂きたかったです。鳩子の反応が良すぎて、東宮妃に推したくなった。愛姫いいなぁ。完全に他のキャラを喰ってたね。真相を知って惚れました。2012/04/21
皐月
4
百舌殿連続殺人事件&春秋党後継者争い編完結。面白かったんだけれど、明らかにページが足りなくて最後が駆け足だったのが残念。事件の終わり方が切なかったので、もっと余韻に浸りたかったなぁ。あと今回宮子が自力で真相に気付いたから、種明かしは彼女にやってほしかった。最後の扱いが酷すぎるw2009/10/08
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