- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
「研究所」から脱走して、初めて「外の世界」を知った少女・紗名。彼女は「想像したものをすべて現実に出現させることができる」万能な超能力の持ち主。しかし幼くて未熟なため、能力を使いこなすことができていない。途方にくれていた彼女が出会ったのは、由緒正しい日本の頑固じいさん・蔵六。超能力も何も関係なく「悪いことは悪い」と真正面から説教してくる蔵六との出会いが、紗名の運命を、そしてこの世界の運命をも大きく変えていくことになる…。強大な能力者「ミニーC」の登場で紗名は窮地に。様々な組織の思惑が交錯する中、ギリギリの状況で紗名と蔵六が選んだ道とは――。「泣ける!!」と大反響のSFファンタジー、待望の第2巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あん
46
アリスの夢やサナの正体の謎が解けてきて、やっと頭の中の整理がついてきました。 どんな局面でもブレない、曲がったことが大嫌いな蔵六さんがいいですね!2014/07/14
まろんぱぱ♪
38
ミニーC・タチバナがなんか良い、紗名に向ける厳しい表情と夫の腕をいつくしむ表情に哀しさを感じる。紗名の決意に向ける蔵六の想いが泣かせます。まだまだ、謎だらけ、未来からの紗名?は何を伝えたいのか?まだ、まだ、感想は書きづらい。2017/02/13
oldman獺祭魚翁
32
特殊な能力を持った少女紗名と頑固な一徹者の蔵六のお話。紗名が組織に拉致されると共に、アリス達の力についてそして紗名の過去が明かされていく。何が起きても平然と自己を貫く蔵六。思いもかけないアリスの存在が1巻でのフラッシュバックシーンの謎が解けていく。言葉だけでは解りにくい抽象的な部分がコミックゆえ理解しやすい。絵は多少粗っぽいが、ストーリーで読ませる作品かな? 確かにSFとしても面白い。続巻を読もうと思う。2016/11/20
はつばあば
25
頭の中がこんがらがっておりますが、人として蔵六の愛情ある言葉にサラの想いが胸にしみる。私達は幾つになっても未熟だからこそ進歩しているのだと思う。次の巻も気になりますが、字が細かいのでこの巻までで終了させて頂きます。2015/04/23
すい
19
意識無意識問わず、発症時に考えていたことが異能力として宿る“アリス”とその“研究所”は、空間を歪める程の能力を持つ“赤の女王”であるさなの確保に動いた。 面白かった。ミニーCの『理屈を無視する異能なら、いずれ死んだ夫を生き返らせることが出来るかもしれない』という気持ちも切実なだけに辛いが、「冗談じゃねぇぞ、おれは曲がったことが大っ嫌いなんだ」の言葉が格好良すぎる。さなが人間ではないと分かったあとの会話もボロボロ泣いてしまった。ミニーCとの船上戦もかっこよかった。とにかく続きも楽しみ。2017/05/29