集英社コバルト文庫<br> 【書き下ろしつき電子特別版】月の瞳のエゼル ~月の雫と囚われの瞳~

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集英社コバルト文庫
【書き下ろしつき電子特別版】月の瞳のエゼル ~月の雫と囚われの瞳~

  • ISBN:9784086016285

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内容説明

【電子版配信記念・特別書き下ろしつき!!】王子フェルシャッフェルティとの婚儀の最中、侍女ティルカと容姿が入れ替わってしまったエゼル。集まった来賓や国民の前に出る役目をティルカに譲り、エゼルは侍女として過ごすことに。謎の逆転現象に、事情を知る者たちは原因を突き止めようと躍起になる。どうやらティルカがエゼルの“裏側”だったらしいことが判明し――!? 月の瞳をめぐるファンタジー・ラブロマン、感動の完結編!! 電子版だけの番外編2本「お陽様色の誘惑」(雑誌cobalt2011年1月号付録)、「緋と黒の将軍と空色の災難」(電子版のための大ボリューム書き下ろし作品)を収録!

目次

第一章 囚われの瞳のエゼル
第二章 夜空から落ちた涙
第三章 偽物の月
第四章 雫の少女
第五章 誓いの口づけをもう一度
終章
【電子版特典】番外編一 お陽様の誘惑
【電子版特典】番外編二 緋と黒の将軍と空色の災難
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サラ

3
エゼルもティルカも良い子すぎてつらい。やっと好きな人と結ばれると思った途端に他の女に持ってかれたり、憧れの人が自分のせいで苦しむなんてきつすぎるよ…。最後はなんとかハッピーエンドにこぎつけたけど、ティルカの存在が大きくて悲しさは拭いきれなかった。でも将軍たちの賑やか結婚式でほっこりできた。やっぱヴィクレーイルが一番好き。アルセリオかセルヴァレートの嫁取り番外編とか読みたいけど、贅沢な~のが人気だからないかな…。作者さんブログにまた小ネタで書いてくれないかなぁ。なんだかんだで好きなシリーズだった。 2012/12/15

ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪

3
エゼルとティルカの姿が入れ替わった!?正確には髪の色と瞳の色が入れ替わったのですが・・。そこを定めの魔物につけいられるというお話でした。最後はティルカが消えてしまってしまいましたが、エゼルに憧れてたからこそこの終わり方でよかったと思います。2012/05/10

月城麻由

3
シリーズ完結!うう、寂しい…っ!!甘々いちゃいちゃは相変わらずですが全巻に引き続き少しシリアスも混じってた気がした。とりあえずフェリィが格好良くてエゼルが可愛いシリーズだったなぁ…← フェリィが心を開いていく様子とエゼルが成長していく感じがとても自然でいいなあと思った。ティルカを憎んで皿をひっくり返すんじゃなくて、ティルカとエゼルが互いに思いあって問題を解決するというところはすごくいいなぁと思った。こんな謙虚なヒロイン滅多に居ないです。このまま幸せになってほしいな。最後に一言、フェリィ恰好良いよ!!w2012/04/03

なつき

3
これまでがオールハッピーな感じだっただけに一抹の悲しさと切なさが残りますが、前向きエンドなので読後感は良し。最近では珍しい控えめヒロインですが、苛々することもなく素直に応援できた可愛いキャラでした。主人公たちはもう完璧ですので、ぜひ将軍とその婚約者のエピソードなんかを短編で読みたいものです。本気になった将軍は卑怯ですねー(笑)2012/04/01

織花

3
問題解決の方法と結末がうぅ、となった。甘々なのはとてもよし、であり好きなシリーズであり読みやすかった作品。控えめで考えすぎなヒロインに対し、もしかしたら反感を覚えるかも、という危惧はあったものの杞憂に終わりました。彼女なりの客観的な控えめさが、私の感覚と合ったのかなぁと。みんな楽しくかわいくおもしろい人物ばかりでした。不幸しかなかった太陽の王子と愛される不安の中にあった月の娘の未来に光と幸いあれ!2012/04/02

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