内容説明
月の女神の力を瞳に宿した少女・エゼルは、王子フェルシャッフェルティの小間使いとして王宮で働いていた。王子からは将来は妃にしたい、と言われているけれど、必要とされているのは、月の女神の力だけなのではないかと不安に思っていた。そんな中、国立歌劇団の美人女優アローサとフェルシャッフェルティが最近仲むつまじく、近く愛人になるのではないかという噂が流れ始めて……!?
目次
序章
第一章 王妃宮のエゼル
第二章 光る闇の彼方に
第三章 この身がおまえの影ならば
第四章 解けない鎖をからめて
第五章 定めのふたり
終章
掌編 夜空には満点の月
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばなな豆乳
2
またしてもwebコバの試し読みから先が気になって買ってしまった。エゼルのフェルシャッフェルティに対する内気さに苛々、でもなんだか嫌いになれない元気さも持ち合わせていて、不思議なヒロイン。恋敵?との結末はなんだかこう、期待していた流れとは違ったんだけど(だって一人で裏の存在だって悩んで一人で自己解決しちゃうんだもん。ヒロインなんもしとらんがな)、どうやら私はフェルッシャフェルティが好きなようなのでおおむね満足した。2018/11/17
ハル
2
王子様の「裏」の存在が登場。道具としてしか必要とされてないんじゃないかと悩むエゼルと察しない王子様。今後どうなっていくのかな。2015/01/16
月とお茶会
2
今回で一区切り…か終わりなのかな?エゼルの成長というか王妃教育の行方が気になります。今回フェリィ側のエゼルに対する想いが伝わってきたので二人がラブラブな場面をもっと読みたかったです。あとは何気にあとがきが良かった。作者さんの私生活とかじゃなく、話の裏話を読めるのが嬉しい。弟王子の掌編ですが、あとがきの後が良かったと思う。うっかりエピローグと思って続けて読んでしまった。2011/02/01
透馬なごみ
1
うじうじめんどくせぇ!って思ってたけど、原因ありきで納得。それなら仕方ないね。って感じでした。レヒトいつの間に去って、いつの間に城下にいたの…って感じでしたけど、死んだと思ってたよ…。レヒトが現れて、ヴィクレーイル現れてますます賑やかですね。1巻よりこっちのが楽しくて好きです。次巻も新たに出てくるんでしょうね、楽しみ。2014/08/11
みい
1
【図書館】激しくデレて吹いたw2013/02/07