ぼくらの(11)

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ぼくらの(11)

  • 著者名:鬼頭莫宏【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 小学館(2015/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784091884909

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内容説明

マチの死により順番が繰り上がり、次の操縦者となったウシロは、静かに戦闘の時を待つ。コエムシとの会話で自分と世界とのつながりを確認し、家へ戻ると、そこには父の姿が。これまで言えなかったことを語り合おうとする父子だったが、最後の言葉を聞き遂げる前に転送が始まってしまい…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

34
さよならウシロ。さよならみんな。父の言葉は途切れたけれど、今のウシロならきっと理解できたはず。そして迎える最大級の虐殺劇。全てを背負えと背中を叩かれるようにして、ウシロはアナザーワールドで殲滅戦を余儀無くされる。そして子供たちは対価を支払い、大切なものを守り抜いた。続く引き継ぎ戦では、コエムシがパイロットに、ナビゲイターはササミさんが。ふたりの掛け合いは楽しいが、その裏には喪われた子供たちの記憶と悲しみが見え隠れしていて、切ない・・・。最後まで容赦無く冷徹で、容赦無く泣かされる物語でした。2017/09/15

うめ

22
読み終えると同時に、一巻から丁寧に再読した。容赦のない展開、唐突な真実と思わせておきながら、誰にもこれにも序盤からきっちり伏線が張ってあった。それぞれの戦い方も、魅せ方も秀逸。物語も深い。本当に13歳かと疑うほどみんな大人だけれども、もしかしたら13歳って大人よりも大人かもしれない。折に触れて読み返したい名作だった。2017/05/14

ひお

15
ウシロの闘いがまさにぼくらの版「男の戦い」のようで反吐ぶちまけながら一人一人手にかけるシーンは圧巻だった。あとコエムシになった佐々見の「様、をつけてもらいたいところだがね。」のシーンはさんざん力持たざる地球人でい続けた佐々見だからこその台詞で小気味よかった。しかしコエムシに話を聞かせたやつって・・・コエムシの言う自然現象?じゃないよーな・・・2011/03/28

Dai(ダイ)

14
こんな陰気なマンガがアニメ化されていたとは。動きや造形が分かりにくいロボットなのでアニメ見やすいだろうとは思うが。最終巻の途中コエムシの正体が解ったようなわからないような辺りから置いてけぼりを食らったが、概ね面白かった。2020/01/12

コウ

12
再読。完結。この地球での最後の戦いのパイロットはウシロ。今までとは違い、やはり実際に死ぬとなると色々と考えてしまう。そして、行われる戦闘場所は敵方の地球。勝利寸前のところで敵がとった手段は、非常に残酷な決断を迫るものに。今まで死んでいった子供たちの列に混ざるウシロの姿は、とても胸を打ち付けられましたね。2020/08/15

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