内容説明
黒御所、白井狂風らの「空海の秘宝」を巡る抗争は熾烈を極める。一方、彼らを壊滅させるべく九門と毒島、美空はある男を訪ねるが、すでに敵の魔手が!やがて太閤秀吉、怪僧天海、平賀源内と秘宝との関係が浮上する…。日本を支配する“闇(やみ)の歴史”を制するのは誰か!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず1号
4
過去は平賀源内と空海がメイン。現代は黒御所と白井勢とフキ一族とサイコダイバ勢とそれぞれ集結し相手を出し抜き或いは殲滅しようと動き始める。 さていよいよ次から完結編らしい。 楽しみだ。2023/08/07
miubw
2
過去編は平賀源内。平賀源内が鉱山開発に携わったとか知らなかった。興味深い。現代編も活劇の連続で楽しく読める。美空はずいぶん献身的な良い奴だった。前シリーズではもっと冷たいキャラだったような。ただ毒島のサイコダイブのシーンは結構眠かった。これはサイコダイバーシリーズで、ラストもサイコダイブのシーンだと予告しているとわかっているが何か退屈なんだよね。2023/01/24
ほにょこ
1
★★★☆☆ なんと、平賀源内まで登場しましたよ。これがまた面白い。もちろん過去の話としてですが。桃太郎、花咲か爺さんも出てきました。次からはもう完結編。きちんと決着つくのでしょうか。2020/12/14
springmc
1
いよいよ完結が見えてきたらしいですね。楽しみだけど、終わってしまうと寂しいかな。2014/11/03
だまし売りNo
0
本書では意識について興味深い議論がなされる。20世紀的な科学万能主義者が、人の意識は脳内の電気的な信号に過ぎないと主張することがある。このような考えに対して、本書の登場人物は、それが正しいならば家電製品にも意識があるのではないかと主張する(138頁)。これは逆説的で面白い。科学万能主義の考えに立つと逆に非科学的な可能性が拡大する。 2017/09/03