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内容説明
時は昭和30年代後半。日本が高度経済成長の入り口にあった時代…日本初のTVアニメ「鉄腕アトム」が社会現象を巻き起こしていた!“漫画の神様”手塚治虫はアニメの世界でも“日本初”を連発し神様となりつつある中、ライバル心を掻き立てられた海徳光市もロボット漫画の新連載&アニメ化を試みる……さらにはアニメ業界にも手を出し始めて――――!?
どこまでも手塚治虫を勝手にライバル視して、どこまでも勝手に追いすがる、稀代の(?)戦記漫画家・海徳光市の奮闘記!!
激動の第3集、必見です!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
47
2015年刊行の漫画を、いまごろ読んでいるが、あまり楽しくない。手塚治虫チェイサーの漫画家を描いた、この作品の設定に、3巻目にして飽きがきたというか。舞台である昭和30年代後半の描写がリアルでないのが、辛くなってきた(表面的に「時代を再現」しようとして、失敗している)。合体ロボットの漫画の企画の「時代の超先取り」ギャグは、面白かった。2023/12/14
ぐうぐう
20
巻末に収録された夏目房之介の、『チェイサー』は梶原一騎的方法論で手塚神話を語ろうとする物語という解説には大いに膝を打つのだが、捻くれ者の俺は(笑)、別の違った視点でも読めるのではないかと考えてみる。2巻の感想で、手塚に対抗する海徳を通して手塚自身を描く漫画だと書いたが、海徳が手塚であるとするならば、では作中における手塚自身は誰なのか。俺は福井英一ではないかと考える。『イガグリくん』で絶大な人気を得た福井英一に、スポーツ漫画を苦手とする手塚は猛烈に嫉妬したとされる。(つづく)2018/02/08
kanon
10
面白すぎる。この作品を読んで、手塚治虫の作品を読みたくなるのは必然的!正直今現在で考えるといくらか落ちた技術を手塚治虫はしているのだが、作品に惹かれすぎてこの世界に自分が入っているかのような感覚に陥り、凄いことを手塚治虫はやっているのだと思い知らされてしまう。実際わけがわからないほど凄いのだと思う。そしておそらく感情移入している視点は、海徳なんだと思う。海徳の考え方や行動や何から何まで、である。崇拝しすぎて真似事ばかりする。でも尽く失敗する。でもここまで上り詰めたのだから、結局才能は半端ではないのだった。2015/11/12
ジロリン
10
今回「この人物は実在した!」のキャプションがなくなったが、むしろこういう「手塚のライバル」であろうとした(その割には手塚治虫が好き過ぎるがw)無数のマンガ家がいたんだろうなぁ…という気がしてきた。そして結局メインストリームになった(歴史に残った)のは「手塚チルドレン」であり、「ライバルたち」ではなかった…のだろう。さいとうたかをを始めとした劇画系が、かろうじて「手塚マンガ」に押し潰されなかった、というところか。途中、主人公が構想を練るロボットマンガが、未来を先取りし過ぎててオカシイ(笑)2015/08/09
ライアン
7
相変わらず海徳さんの手塚氏への歪んだ?偏愛ぶりが面白い2015/09/05
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