内容説明
東宮・明槻と向き合っていくため、宮中に帰ってきた塔子。しかし、明槻の義母・縋子が帝に即位した関係で明槻の異母弟・三の宮が帥(そち)職を解かれてしまう!! 明槻の妃候補だった苑子を三の宮が奪ったことによる報復人事ではと噂されるなか、塔子は、明槻が本当は三の宮を解任したくなかった思いに気づく。そんなある日、塔子は、なぜか苑子の母親に呼び出しを受け……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ももたろう
20
前巻で塔子が「宮中の人間関係をおさらいしなきゃね~」と言った通りの内容になりましたネ。載っている相関図が小さすぎて自分で性格や背景も加えて書き直してみました。A4サイズいっぱいになりましたがお陰でよ~く理解できました!さっくさっくと内容が頭に入ってくる。勢いづいて最初から読み直してしまいましたがおもしさ倍増でした。相関図めっちゃ大事!出版社さんも絶対にホームページに載せるべきです!それにしても直霧の扱いが巻を追う毎にどんどん大きくなってくる。今回は人物紹介のイラストが貴哉と同じだしなんか美形になってる!?2015/09/25
かなで
17
再読。内容と絵師さんが一番合致してる本。大好き2022/03/07
TAMA
13
イケメンさんが色とりどりだ。関係のよくわからない所へ行ったから少し様子見って感じですか。前回覚えてるつもりだったけど。いっぺんに人が増えて何回も親戚関係見直してしまった。やっぱよくわからん。明槻のお母さんこそ一番謎の人だけど。和泉式部がモデルかな。個人的には塔子の様に身分高くて顔を見せる女の子のほうが怖い。平安時代の常識。顔を見る=そういう関係。ではなかったか?2015/10/12
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
13
宮中編に突入♪登場人物が増えてこの時代みんな女人は「子」がだいたいつくので間違わないように読むのが大変。古事記とかのくだりは勉強してだいたいなんのことかわかるようになった。宮中編になってから着物の表現とかがあり、気になって「かさねの色目」という本を借りてきてふむふむしながら楽しく読んだ。三ノ宮の根性は直るのか。塔子と明槻のラブラブも注目!2015/09/14
はなりん
11
登場人物が一気に増えた。やっと若い女子も登場。苑子様と直霧妹。塔子の周りに同年代の女子がいなかったので、やっとです。これからの関係性に期待。主役二人は、宮中に戻ってきたけど、新年、即位式など行事が目白押しで忙しくて別行動なため、前巻ほどの甘さがなかったかなぁ。2017/04/08