内容説明
暁が東宮・明槻親王だった――。その事実を受け入れられないまま、塔子は東宮の義母・縋子の熊野行啓に付き添う羽目に。もちろん明槻も一緒だ。気まずい状態で熊野に到着した途端、塔子は迎えに来てくれた叔父の貴哉に人目もはばからず抱きついてしまう!! おかげで縋子には釘を刺され、明槻とも距離は開くばかり。だが、惑う恋心をよそに、東宮を狙う不穏な動きが……!? 平安恋絵巻、第三宴!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
9
熊野に来ても迷い迷いの塔子。ある意味かわいそうな明槻。話す機会はあって話してもいろいろな障害が二人をひっつけてくれないもどかしかった。けど、面白かったのは塔子が明槻を腕力の神アメのタヂカラと何度も言ったことがなにげにウケた。明槻って実は塔子に弱い?それにしても明槻も鈍感。何度も「一年は都にいていただかないと」って嫌味みたいでした。最後の方で想いが通じたのにあの終わり方?2014/12/22
punto
7
三巻目。熊野での出来事。東宮はひたすら耐えていましたが、今回少しは気持ちが通じたので良かったなと思いました。しかし気持ちが通じても、すべてを捨てて入内ってことにはならないのがある意味リアル。ちゃんとお互いの幸せを現実的に考えているのがいいですね。2019/08/11
梅みかん
7
叔父様の包容力というか、魅力が凄まじい。主役二人は両片想いの、すれ違いをへていい感じに。でも、最後が続きがすっごく気になる終わりかた。2017/12/10
sio
7
このシリーズずっと叔父様押しでしたが、今回遂に動きました!嫁に行くなら断然悪太郎こと別当様でしょ 叔父様は素敵だけどきっと釣り合おうとして常に頑張ってしまいそう そんな私には別当様ですよ、やっぱり 暁?うーん、も少し強引さが欲しいなぁ 少しずつ頑張ってる暁ですが、最終巻までには肉食系男子になれるのでしょーか 期待2014/12/18
はなりん
6
相変わらずのすれ違いっぷりにちょっとイライラ。ヘタレな東宮と鈍感な塔子。やっと自覚したものの、この二人だしどうなることやら・・・。そして熊野編が続く。叔父様と新たなキャラ悪太郎とのコンビが楽しい。2017/04/02