集英社スーパーダッシュ文庫<br> 15×24 link five ロジカルなソウル/ソウルフルなロジック

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集英社スーパーダッシュ文庫
15×24 link five ロジカルなソウル/ソウルフルなロジック

  • ISBN:9784086305211

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内容説明

夜明けにもっとも近い刻こそ、闇はいっそう深くなる――〈捜索隊〉に与えられたタイムリミットまで残り数時間。殺人鬼・ファブリの魔の手は、ついに一行を捉える。そして、徳永準の前に現れた少女の目的とは…? 「突然――スタジオから飛び出して、アタシは〈捜索隊〉に復帰したくなった。なにもかも放り出して、ビキニのままで、今日初めて知り合った大切な仲間たちのために、東京中を走り回りたくなった。(おちつけ、おちつけ、オサリバン・愛!)これは仕事なんだ。アタシの選んだ仕事なんだ。ここがアタシの戦線なんだ。だからアタシは歌うんだ。――今のアタシは、こんなことしかできないけど。ビキニの道化師で、見事に鼻フックやりとげて、お屠蘇気分のお茶の間の皆さんにクスリと笑ってもらうのが精いっぱいだけど。でも、仲間たちが、がんばってるから。どこかできっと、がんばってるから。だからアタシも全力で歌う。遠い遠い異国の、アタシの遥かなる故郷、遥かなる一族の歌を。」(パート11「Into the Midnight」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星野流人

13
全6巻の内の第5巻まで来て、12月31日の朝から始まった物語は、いよいよ日付を越えて1月1日に突入。物語もそろそろ畳みに入るかと思いきや、いやいやまだまだ止まる気配は無し。15人の立場や考えはぐるぐる周り、変化し、状況もガンガン変わっていく。随所に意味深長な台詞や言葉が並べられており、読み進めながら何度もハッとさせられるなど。 しかしながらキャラクターの視点が次々と交錯していく作りで臨場感を感じさせるためか、どうにも構成的に読みにくく感じてしまう部分もしばしば。2013/05/12

(●▲●)とらうまん(*^◯^*)

6
〈17〉の正体に近づくヒントはわりと初期の方ですでにあったんですね。 個人的には、主人公たちが物語に振り回されすぎで読んでて疲れます。もっとシンプルな話が読みたかったというか、15人それぞれのドラマに重点をおいた構成を期待してただけに、2巻以降から感じていたコレジャナイ感がピークに。2014/02/10

紅狐

5
最後に向けての小休止、爆発の手前の静けさ。マーチの大演説を完全スルーするコウくん。マーチがあんまりな扱いでにやけてしまった。心が折れた二人に集まった五人、動けない二人。行動する人と、交信できるの? ラスト一巻。この話がどう纏まるのか気になるところ。2011/05/20

ソラ

4
これは仕事なんだ。アタシの選んだ仕事なんだ。ここがアタシの戦線なんだ。だからアタシは歌うんだ。―今のアタシは、こんなことしかできないけど。ビキニ姿の道化師で、見事に鼻フックやりとげて、お屠蘇気分のお茶の間の皆さんにクスリと笑ってもらうのが精いっぱいだけど。でも、仲間たちが、がんばってるから。どこかできっと、がんばってるから。だからアタシも全力で歌う。遠い遠い異国の、アタシの遥かなる故郷、遥かなる一族の歌を2010/12/11

蒼@灯れ松明の火

4
ここにきていろいろな人物が繋がってきた。<17>が誰なのかここまで読んだが誰だかさっぱりわからない。自分の中の問題に決着を付けている彼/彼女達が最後にはどうなっているのかラストを早く読みたくなる。2011/12/21

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