内容説明
どんな盗賊にも破られない金蔵を作ったと自慢する蔵前の札差・大口屋のあるじ喜左衛門。その大口屋に弁天の五郎蔵一味が盗みに入るも、呆気なく捕縛されてしまう。自慢の金蔵に屈する盗賊を前に、高笑いする喜左衛門の噂を耳にした勘兵衛は、難攻不落の金蔵に挑もうとするが……。悪党の上前を撥ねる悪党、眠り猫の勘兵衛が下す裏仕置き。人気書き下ろしシリーズ第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
57
日溜り勘兵衛極意帖「仕掛け蔵」2巻。主人公錏勘兵衛は盗賊=悪人なんだけど盗賊退治をする、そしてその盗んだお金もちゃっかりと頂く。痛快でスッキリする物語。藤井邦夫さんの小説テンポも速く読みやすい。次巻も期待。2014/07/17
真理そら
19
藤井作品の最初にこのシリーズを読むつもりだったのに…。プロの盗賊のプライドをかけてがんばる勘兵衛さんの蔵破りが楽しい。2018/12/16
あかんべ
10
元忍びの勘兵衛の技がすごい。最終結末に、秋山久蔵か、乾蔵人をぜひ登場させて欲しい。出版社のokが出ればだけど。2014/06/25
いつでも母さん
9
藤井さんの新シリーズ2巻目! 盗賊なのに悪を討つ錏勘兵衛とその仲間達の活躍がイイ!サクサク読めて読後感もスッキリです。今からラストは誰かと死闘の末亡くなるとか、廃業するのかなぁとか老黒猫安否が鍵か?とか、そっちの心配をしてしまう自分が居ますが、ここは是非ともずーっと続けて欲しいと願うのみです。 2014/05/24
タカシ
8
眠り猫2巻目、『仕掛け蔵』と『拐かす』は面白かったです。2019/11/22