内容説明
眠り猫の勘兵衛が暮らす根岸の黒猫庵に、土浦の水呑百姓の娘おさきが迷いこんだ。借金の形に女衒富造に売られたおさきは、千住の女郎屋金子屋から逃げてきたという。偽の借用証文で女を女郎屋に売り飛ばす富造の噂を聞きつけた勘兵衛らがとった行動とは……。書き下ろし人気シリーズ第五弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
118
日溜り勘兵衛極意帖「亡八仕置」5巻。スカッとしますね、どんな仕掛けで懲らしめるのか毎回楽しみ、悪人とは思もわせないところが良いですね。2015/06/21
いつでも母さん
25
早いものでシリーズ5弾目。タイトル作を含め4作とも面白く読了でした。盗人なのだがどうしても惹かれる勘兵衛とその仲間たち。今の日本にもいないかなぁ・・なんて思ってしまう私です。いやいや、犯罪は犯罪なんだけれどね(汗)悪を悪で懲らしめたり、その上前をはねるなんてスカッとするわぁ(笑) 2015/06/15
小梅さん。
8
盗賊は盗賊だなんていいながら、人情味あふれる勘兵衛さんが好き。 亡八って、そういう意味なのか。 贋作の話は、前にも似たようなのがあったような(笑)2017/04/22
あかんべ
7
勘兵衛が、つかまりはしないか、町方に目を付けられるのではないか、毎回ハラハラしている。むりしないでね。2015/08/05
goodchoice
2
錏勘兵衛とその仲間たちが繰り広げるいつもの筋立てだが、それが好きならそれなりに楽しめて許してしまう。黒猫とともに長く続いて欲しい。2015/07/06