内容説明
時は平安。陰陽師を目指して修行中の少年・道冬(みちふゆ)は、鬼にとどめの矢を放った話が広まり、陰陽寮の学生(がくしょう)たちにも受け入れられはじめていた。そんな中、道冬の屋敷に住み着いている幽霊・源融(みなもとのとおる)を慰めるため、月見の宴を催すことになった。ところがそこに百鬼夜行が乱入し、巻き込まれた融と付喪神が連れ去られてしまった! しかも、百鬼夜行は安倍晴明に恨みをもつ者が生み出したようで――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
33
やっと、道冬の出生らしきものはわかりましたが、行近はワケあり映像で謎が深まりましたね。あと吉昌は大変わかりやすいのですが、私は吉平の内面が知りたい~(笑)。2011/09/20
葵@晴読雨読
19
道冬の父親は誰…?行近の過去…?気になる事が出てきました。畳と融の大臣は相変わらずかわいい(*^^*)2013/11/16
cherry☆
13
シリーズ第3巻。今回はこのシリーズの中でもお気に入り。百鬼夜行って博物館や妖怪の本で何度も見たことがあるだけに、楽しそうにキャッキャッと行列を成していく妖怪たちの様子が目に浮かんでとても楽しく読むことができた。百鬼夜行の中に閉じ込められてしまうという他では読んだことも聞いたこともない設定もまた面白い。もう1度じっくり百鬼夜行の絵を見てみようかな。2017/01/06
Hugo Grove
11
再読2017/07/02
シュウ
10
道冬の実父はやっぱりあの人だった。行近の正体や晴明と道満の過去、気になる。吉平は天然だったとは…。2018/11/27