刻刻(8)

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刻刻(8)

  • 著者名:堀尾省太【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 講談社(2014/10発売)
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  • ISBN:9784063883541

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内容説明

貴文(たかふみ)の奇襲で、致命傷を負ったかに見えた佐河(さがわ)。しかし身体の多くを失いながら、彼はまだ人間として生きていた。神ノ離忍(カヌリニ)の力を借り、凶器と化した佐河の身体が、樹里(じゅり)たちに牙を剥く。異形のモノが跋扈する、時が止まった世界。長きにわたる戦いの行方は――!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しましまこ

17
いやぁ、途中で挫けそうになったけど、キレイに終わった!2017/09/24

腰ナス

15
ラストのあっけなさが何処と無く不安を感じさせる。ともあれ日常に戻れたし、翼はニート脱却できたし、一巻の日常風景より明るい家族が幸せそうで嬉しい。次回作にも期待したい2015/05/10

烟々羅

14
前々日の夜、仕事で大事な会議があったのちに全巻セットを発見して購入。 ヘビーだ。連載一話から気になる作品ではあったが、このストーリを連載で楽しめたかといえばムリ。 密度を薄く分厚い作品にしたほうが読みやすいが、現在の漫画掲載誌でもっとも読者がきちんと読んでくれる「月刊アフタヌーン」ですら限界だったとわたしも思うし、これを分厚く・ゆったりと描くことは商業誌では不可能だったといえる。 前に萩尾望都作品について書いた「アイデアが天才だからどう易しく表現しても人を選ぶ」という言葉を再度使おう2015/01/17

ぐうぐう

12
殺意と献身、その間に、芽生えるもの。時間が停まった世界に、生命が誕生する。やがて、世界は再び動き出す。しかし、一度、停まった世界を体験したものには、もはやそこは、同じ世界ではない。新しい命は、停まった世界で、動く世界で、あるいは、そのどちらとも違う世界で、一体何を見、何を感じるのだろう。2015/01/17

にゃむこ@読メ11年生

12
完結。佐河の最後があっけないというか自然消滅的な感じで、(えっ、このままバトル終わり?)と、思っていたよりも大人しいエンディングに。樹里も無事、止界から現世に戻ってこられて、ハッピーエンドは何より。現世の時間が動き出す瞬間の描写が秀逸。「時が流れている日常」は平凡だけどいいものだと思えた。2014/12/29

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