カレチ(5)

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紙書籍版価格 ¥649
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カレチ(5)

  • 著者名:池田邦彦【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2013/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063872347

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内容説明

昭和の時代の国鉄を舞台に、プロの仕事とは何かを描き出してきた骨太ドラマ。その最終章「分割民営化」では、国鉄をとりまく環境が激変。累積赤字問題から、国鉄本社が強引に合理化(=リストラ)を押し進める中、新たな人生の選択を迫られ、それぞれの闘いを開始するプロ達の姿を描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiro

43
昭和40年代後半から始まった『カレチ』も、この第五巻のJRが発足した昭和62年で終わる。第五巻の後半は、国鉄の分割民営化の話で暗くなったが、この『カレチ』を読んで、人を運ぶ鉄道では乗客はもちろん職員も含め、すべての人の“安全”が、最も重要だと改めて感じた。あの福知山線脱線事故を起こしたJR西日本は、またN700系新幹線の台車亀裂事故を起こした。きっと萩野カレチが乗務していれば、異常を発見したときすぐに車両を点検し、運転を打ち切るように動いただろうと思う。2017/12/16

かっぱ

23
どうしても避けて通れない国鉄分割民営化。著者自身の言葉にもあるように漫画には主人公が年を取らずに同じ時代を生き続けるものとそうでないものがあるが、あえて、後者を選び、コンピューターの導入による合理化とリストラ、マスコミや世間からの赤字体質批判、その後の民営化までを描ききった。管理者側となった荻野は何とか労働者を守ろうとするも、安斉さんの死という犠牲まであり、大きな流れを止めることができないままに、国鉄の解体とともに鉄道界を去ることに。2016/12/18

saga

19
待ちに待った5巻は最終巻。カバーには寝台特急「富士」の牽引車EF66で、往時は西鹿児島まで走り抜ける花形だったが、民営化後に大分止まりとなった時にはショックを受けた。本巻は、そんな自分の気持ちと少なからず重なり、安斉チーフの死はそのまま国鉄の矜持が分割民営化により瓦解したように感じた。過激な組合として記憶がある国鉄労組の存在は、果たしてそこに働く職員に幸せをもたらしたのか? 考えさせられる内容だった。2013/09/01

とびほびこび

18
職は違えど身につまされる境遇に読み終えた後はやるせない気持ちでいっぱいだった。立場が変わっても仲間たちの為、そこで働く職場を守る為に邁進する荻野。情なくして人が動かないのも道理だが、情で数は変わらないのも道理と説く助役の言葉が引っ掛かる。終盤、安西チーフを思っての荻野の慟哭には胸が締め付けられた。仕事の誇りを忘れず弱さをも受け入れる職場、挫けそうになってもその気概を失わず、こんな時だからこそ仲間と共に前を向いて歩き続ける事の大切さを感じた。2014/07/21

ひねもすのたり

10
完結篇の五巻では国鉄最後の5年間が描かれます。 先鋭化する労組とこれに対抗する当局側。 その狭間で揺れ動く荻野たち国鉄マンを描く筆は前半までのホノボノ路線と大きく異なります。 ここで語られる物語は分割民営化という荒波の中で実際に起きていた出来事のごく一部に過ぎません。 「でも君や僕の知る”職場”ではそんな弱さも受け入れられていたように思う」荻野の最後の反論は、あの時代あの場所に立っていた人たちからの強いメッセージです。 ※作中に出てくる長野政雄に関しては三浦綾子の『塩狩峠』に詳しく描かれています。 2013/08/24

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