カレチ(3)

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カレチ(3)

  • 著者名:池田邦彦【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2015/03発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063870879

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内容説明

昭和40年代後半――。懐かしの国鉄を舞台に、荻野(おぎの)カレチがプロの仕事を追い求める読み切りシリーズ! 荻野カレチのお嫁さん候補「志織(しおり)ちゃん」編で、ほんわか。巻末には描き下ろしショート「荻野カレチの夢のハネムーン」を特別収録! 【カレチ】長距離列車に乗務する客扱専務車掌を指す、国鉄内部の呼称。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiro

46
表紙は昼間帯の運用時に4人掛ボックスシートとなる581・3系特急形寝台電車。この電車の取り持つ縁でおくての萩野カレチと志緒ちゃんとが付き合い始める第三巻。ブルートレインに電源車を連結していた話、カレチに司法巡査の権限を与えられていた話、青函連絡船(一度は乗りたかった)の話などなど。列車が大雪で閉じ込められ、萩野カレチが歩いて助けを求めに行く場面が登場するが、青函トンネルの旧海底駅でも緊急停車時には携帯電話が使えるという現代からは、考えられない世界になってしまった昭和40年代後半。何があっても暴力はダメ。2017/12/12

かっぱ

25
保身のためじゃないか、という言葉が胸につきささる。常にお客様のことを第一に考えている荻野カレチ。自分もかくありたいと思える(反省)。京都駅に近い向日町停留所の遺失物点検係の志織さんとの恋の行方が気になるところ(荻野カレチ鈍感やから)。2016/10/15

とびほびこび

18
売上やら品質やらリスクやら費用対効果やら工数やら出世欲やら親会社の意向やら安いプライドやら妬みやら根回しやらありとあらゆる有象無象の社会。いつからこうなった?と女々しく憂う時間があるなら武藤運転士のように「自分にとって仕事とは定時」と強く信念を貫ける人でありたい。そう、サービスに従事する者にとって仕事とはお客さんである、と。2014/07/09

椿

13
もう、荻野カレチはしっかりした先輩に。巻末の漫画は、いつの間にそんなに話が進んでたのかとビックリしたけど、ひどい話だったよ(笑)2016/06/13

saga

12
表紙の電車寝台特急なつかしい~と言っても乗車したことはなく、ただただ憧れだったけど。本巻は荻野カレチの仕事ぶりが、1、2巻とは別次元で感動させてくれる。そんな中、志織ちゃんとの出会い。チーフの奔走も微笑ましい。最終話の「ノリホ」に、赤字ローカル線の悲哀を感じる。恐らくノリホ(列車乗車人数報告書)を水増しして臨時列車が定期列車になっても、倉吉線の廃止は避けられなかったろう。荻野カレチ自身の過去の失敗が、後輩の正しい指導と国鉄全体の赤字軽減に役立ったのだと思う。でも、倉吉線の廃止という結末はやはり悲しい。2013/01/11

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