- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
今この一瞬を、誇れる仕事を。昭和の時代。働く男達の胸に、確かに宿っていた、職人魂――。荻野(おぎの)カレチはそれに従い、時に抗い、プロの仕事を追い求める! 昭和40年代後半の国鉄を舞台に、プロの仕事を追い求める荻野カレチの奮闘を描く読み切りシリーズ! 本誌掲載時、荻野カレチの行動に大激論が巻き起こった第11話「出発合図」を単行本だけの特別Versionで収録!【カレチ】長距離列車に乗務する客扱専務車掌を指す、国鉄内部の呼称。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiro
41
『カレチ』一巻を無料の電子書籍で読んだが、その後BOOK OFFで100円の二巻から五巻を見つけ、即購入。表紙はボンネット型特急電車の雷鳥と夏服の萩野カレチ。もちろん二巻もトロリーバス、古いマルス端末、食堂車など昭和色満載だった。一巻に比べ、萩野カレチの現場での臨機応変の対応に彼の成長を感じた二巻だった。最後に残った立山黒部のトロリーバスも2019年4月から電気バスに変わるという。もう平成も終わるのだから当然か。昭和は遠くなりにけり(笑)。2017/12/10
かっぱ
31
表紙を飾る雷鳥(特徴的なかお)と盛夏服姿の荻野カレチが決まっている!鉄道で働く人間ならば、お客さんを第一に考えるという姿勢はみな同じ。第10話「車掌補」の新堂君。知識はあるのに人と接することが少し苦手。こんなタイプの新人っているなぁ。荻野カレチの背中ひと押しで、仕事で人の役に立てることの喜びを知った新堂君が変わっていく。1巻同様、いい話が盛りだくさん。巻末の「みどりの昭和鉄道探検」も楽しい。2016/10/07
とびほびこび
19
当たり前のように時間に正確に人と物を運ぶだけでなく、人生の機微に寄り添う鉄道に従事する人達に尊敬の念を抱かせる。当時のマルス端末は記憶の彼方にぼんやり思い出す程度だが、ボードゲームみたいなアレで予約システムをほぼ正確に運用してたのもすごいなと。堀ノ内の叔母の葬儀に参列出来るよう故意に欠場した荻野カレチは何を思う2014/06/16
椿
14
荻野カレチが成長してるね!新聞を列車に載せて運んでたのか~知らなかった。最後の話では荻野さんが心配。早く、続きを読みたいよ。2016/05/31
saga
10
表紙のボンネット型特急が良い。リアルタイムでは常磐線土浦駅での「特急ひたち」が記憶にある。荻野カレチの乗客を思う姿勢に感動する。車掌を目指し鉄道学園へ行くも、伸び悩んでいる時に出会ったトロリーバスの女性車掌との話、恋愛には発展しなかったのが少し残念。「誤乗」の最終場面が特に良かった。罪を憎んで人を憎まず。車掌ってたいへんだ。ちなみに自分は運転士希望(^^;2013/01/10
-
- 電子書籍
- 妖の華 文春文庫