バンチコミックス<br> MAMA 3巻

個数:1
紙書籍版価格
¥660
  • 電子書籍
  • Reader

バンチコミックス
MAMA 3巻

  • 著者名:売野機子【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 新潮社(2014/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784107717405

ファイル: /

内容説明

伝統の夏至祭では毎年波乱が起こる―――。「恋愛なんて興味ない」敬虔な天使候補シオンと、バレエ団の少女デボラの運命的な出会いが二人のエリート人生を狂わせる……!? “花の24年組”の再来と話題沸騰の著者・売野機子が贈るギムナジウム物語、待望の第3巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

天の川

17
三巻目良かったぁ♪かたくなで教条主義的優等生に思えたシオンがデボラに出会い、恋に落ちていく。シオンの抱える心の葛藤や闇の部分…彼の心情の吐露が心に響く。この巻はシオンの巻だったけれど、レビの巻でも。レビの優しさがシオンを救う。シオンは救われるためにレビのもとに走る。一人一人の持つストーリーが見えてくるに従って、もう一度最初から読むと、違う物語が見えてくる気がする。そして「ママ」。どの子も「ママ」とのストーリーを持っている。レビの巻が待ち遠しい。 2014/07/09

ぐうぐう

17
大人にならない、恋愛に落ちない。そこにこそピュアな絆が築かれる。そこにこそピュアな存在が許される。天使になろうとするシオンと、そんなシオンに自分と似たものを感じる才能ある少女デボラ。規律を笑いながら、自らが信じる規律に陥っていく二人。その規律が破られるとき、一筋の涙が頬を伝う。「僕は神を愛してるのに レビ どうして僕は同時に神を裏切るの?」。大人になることを選択した二人は、流した涙に人としてのぬくもりが宿っていることを知る。2014/03/22

1039kuri

16
メインは、デボラとシオンのボーイミーツガールだったけど、クワイアの少年たちの様子が垣間見えるのが嬉しく、特に、図書室に現れる亡霊たちと、亡霊たちと対話の出来るレビの存在感には強く惹かれるものがあった。2014/03/15

腹の下がポニョ

8
レビ。一番難癖付けそうなひねくれキャラかと思ってたら、霊感少年だったのね。そして、一番シオンのことをよく分かってた。そして、一番ロマンチストなんだな〜。この作者は、心の機微や叫びを表現するのがうまいな〜。シオンはあのコンダクターに見つけてもらって本当に良かった。未成熟かあ。完璧な人は居ないもんね。誰一人として、同じ人生を歩む人もいなければ、認知している中で同じ生を生きている人もいない。だからこそ、みんな初めてなんだから大人も子供もない。許されてるって気がするな。2014/07/07

コリエル

8
天使として迎えられることを目指し、一心に神を愛そうとするシオン。そのひたむきさの背景には彼が抱える両親との葛藤があって。最初は斜に構えたように見えたレビがとてもいいやつだった。善良なる神の子をひたすら演じているだけだと思いこんでいるシオンの善心を彼だけが見抜き救い上げる。2014/03/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7965535
  • ご注意事項