バンチコミックス<br> MAMA 1巻

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バンチコミックス
MAMA 1巻

  • 著者名:売野機子【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 新潮社(2015/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784107716972

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内容説明

そこは神に選ばれた者のみが集う寄宿学校。本当の才能の持ち主には、多大なる名誉、そして死が与えられるという……。子供達を待ち受けるのはライバルからの嫉妬、母との確執、禁断の恋、そして自分の才能への自信と戸惑い。今最も最新作が待ち遠しい作家・売野機子、待望の長編連載作品がついにベールを脱ぐ! 天使の歌声を持つ少年達が繰り広げる“才能”の物語をご堪能ください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

22
ある世代の読者にとって、もしくは少女漫画にとって、ギムナジウムを舞台に少年達を描く行為には、特別な感慨が生じるものだ。ましてや、それが少年の死から始まる物語ともなれば、あの名作を思い出さずにはおれなくなる。描く側の売野機子にとって、読者のその感慨は、かなり高いハードルになるはずだ。しかし売野は、真正面からギムナジウムという空間を、そしてそこに集う少年達を描こうと試みている。「僕は卑怯でずるい人間なんだ」「子供はみんなそうだよ」。売野の果敢な挑戦は、新世紀の『トーマの心臓』となるか。2013/06/05

1039kuri

20
2巻の帯の「24年組の再来」に刺激されて…まとめて入手。なにやら面白そうです。2013/10/30

斉木

19
売野磯子さんの作品を初めて手にとりました。帯では、萩尾望都さんや竹宮恵子さん、大島弓子さんといった、いわゆる「花の24年組」の流れを継ぐ作家と謳われています。私は森博嗣さんの影響で萩尾望都さんの作品を手に取り、その世界観に非常に惹かれました。本作の、少年たちが織り成すどこか耽美な世界観は確かに萩尾望都さんの作品に近しいものを感じます。「天使」になるということは、果たしてどういうことなのか。主人公のガブリエルは果たして「天使」になれるのか。はたまたならないほうが幸せなのか。続刊が非常に楽しみです。2013/08/25

ぐっち

18
1ページ目から「トー○か!?」。寄宿学校・少年合唱団と聞いて期待する通りの世界です!!特別な歌声の持ち主が「天使」になって神に召される、何だか不思議な設定で続きが気になります。2013/03/23

天の川

16
少年の死から始まるギムナジウム物は、何度も読んだ「トーマの心臓」へと繋がる。天使の歌声は「トーマ」よりさらに以前に流行ったウィーン少年合奏団を主人公にした漫画を思い出させる。話のあちこちに過去のそれらの記憶を呼び覚ますシーンがありながら、設定の不可思議さに戸惑いつつ、魅了されていく。クワイヤの中で選ばれた者だけが真の美しい歌声を持ち、ほどなくして命を失う。天使に選ばれることを切望する少年たち。命を失うことを自然と捉える周囲の大人達。少年たちがそれぞれに心に抱えるもの…これからの展開が興味深い。2014/06/27

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