- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
天使候補の少年は死んでもわからない。ある日、最年長の合唱団員アベルが、燃えた小屋の中から遺体で発見された。彼は本当に天使になって命を落としたのか、はたまた自殺なのか、まさか誰かに殺害されたとでも言うのか……!? 事件性にこだわる一人の警察官が合唱団を訪れる。刑事の執念の捜査が、徐々に少年達の閉ざされた心の闇を照らし始める―――。1巻が発売されるや漫画界の話題をさらった新時代のギムナジウム物語。待望の第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1039kuri
19
ミステリー?途中から夢中で読んでしまったのでなにやら読み飛ばしたかも…。少し時間をおいて、もう一度読もうと思います。2013/10/30
ぐうぐう
17
死や少年愛は、24年組の命題のひとつであり、それを描くことがタブーを破る行為として当時はあった。売野機子がその24年組を意識して『MAMA』を描いていることは、1巻からあきらかだ。その発想自体が勇気のいることではあるが、死や少年愛が現在においては、決してタブーを破る行為ではない。24年組の再来としての『MAMA』が、ただの憧れとして終わるか、革新となるかは、これからの展開に懸かっている。2014/01/27
天の川
15
2巻はアベルが主役。オープニングは彼の死から始まる。天使は隔離され、最期の時を迎える様子は隠されている。その場を目撃し、不信感を抱くと共に歪んでいったアベル。なりたくなかった天使に選ばれ、「善くありたい欲求」で最期を対処したアベル。とはいえ、“天使に選ばれ、死してしまうことを周囲が祝福し、羨む”という設定が、どうしても私の中では違和感があるのと、「トーマ…」は好きだったけれど「風と木の詩」には今一つなじめなかった私には、性描写とその対象であるミカの年齢設定が低いことに抵抗感があった。次巻は…検討中。2014/06/30
桜流し
10
アベルの死が思いの外、美しいものだったと感じました。星に、自然に還る…アベルに相応しい死の意味を知ってからだと、初めに死を見た時とは随分印象が違って見えるのです。天使になったら訪れるという安らかな死が、称賛されるようなことだとは決して思いませんが、それでも花が咲き誇り、緑に囲まれて亡くなった彼は本当にきれいだと思いました。2013/09/14
ぐっち
8
24年組の再来というか…まんま「トー○」とか「風と○の詩」とかだなあとは思いますが…。ここからどこに着地するのかまでは評価は保留にしたい。意図的な夭逝を肯定するような描き方で、オバサンとしては気になります。2013/08/24