ボニータ・コミックスα 明治失業忍法帖 5

著者名：杉山小弥花

秋田書店（2014/07発売）

• ISBN：9784253097291

内容説明

花が咲く頃、搦め手を用い陸軍の大尉・楡が清十郎の過去を調べ始めた。上野、北越、箱館…。楡が追う足跡は本当の清十郎なのか、それとも…?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[夜の女王]

☆☆☆　や～～っと読了。相変わらず小理屈が多くて、読むのが面倒臭い。わくわくするマンガではないけど、ずっと読んでいけるのは、この面倒臭さが結構ツボだからかな。菊乃と清十郎の関係がちょっとづつ進展してるような、してないような・・・清十郎が何者だろうと、菊乃は気にしないと思うけどなぁ。おまけマンガ『冷蔵庫の中に象』完結。ハッピーエンドなのは良いとして、発端がウロ。また読み返さねば。『迷路迷走』初期作品？絵はこの頃の方が綺麗（今の方が個性的だけど）かも。話はイマイチだけど、理屈っぽいト書きは今と同じだ。

2014/07/15

[イーダ]

色んな事件が二人に絡んできてますけど、菊乃と清十郎の関係が近づきつつなりそうでギクシャクと。なんかそれに周りの人が振り回されてるような感じですね。おしのちゃんは可哀想でしたねえ・・・ですがこーゆう現実もあり、それを見て見ぬふりが出来ないのも菊乃らしい。面倒臭いけどかわいいんですよね菊乃。

2015/03/04

[あさらん]

菊乃に好きと言われて困ってもじもじする清十郎がかわいい。桃ちゃんと槇がなんか進展するかなーと期待したけどなんにもなかったどころか出番が少なく残念でした。『冷蔵庫の中に象』が完結。一冊分の価格で二作品楽しめるのも終わりなのかな？

2014/02/23

[パンジャビ]

口聞かなくても親切な清十郎様（笑）いいなぁ。菊乃の方が一歩先に、素直に自覚したみたい。それを衒いもなく口に出来る菊乃が本当に好き。偽善については考えるよね。この前も、良かれと思って引き合わせた2人が心中しちゃったし、難しい世の中。ただ、菊乃がやりたい放題出来るのも、あの裕福な設定だからこそだよなぁ、なんて漫画の本筋を離れて考えていたので、今度の話は考えながら読み込んでしまった。冷蔵庫〜は今巻で完結とな？！実は一気読みしたくて寝かせてあるので（笑）後で纏め読みしよう！→象さんの漫画の感想はコメントに

2015/04/06

[チューリップ]

おしのちゃんの件で偽善や自己満足について考える菊乃。でもこれは仕方ないと思うんだよな。難しい。1巻から続いていた冷蔵庫の中に象も完結。これはニヤニヤちゃいました。終盤の速水くんの笑顔が好きだ！もう一本の読み切りの迷路迷走も好みだった。文字量は多くないけどやっぱり小難しい事考えている感じの登場人物が作者らしいなと。

2014/03/13