内容説明
徒目付の村田甚兵衛が姿を消した。南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵から探索の命を受けた隠密廻り同心・乾蔵人は、徒目付の足取りから神楽坂にある小料理屋の主に狙いをつける。主を追った蔵人の目の先には仙台藩の下屋敷が。そして、徒目付失踪の背後には驚愕の事実が隠されていた! 涙なくしては読めない短編二編と壮大な物語の中編を収録した絶好調シリーズ第5弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
40
乾蔵人 隠密秘録「政宗の密書」5巻。今回短編2と中編1の3編。奉行や与力(秋山久蔵)からの命により隠密裏に事件を探索する、決して表舞台には出ることはない地味な役廻りであるが、乾蔵人の表には出ない人情裁きに喝采。奸物土方縫殿助との戦いが続いているのが面白く楽しみ、次巻に期待。2014/01/18
真理そら
24
政宗の密書の現物がなぜ残っているかという点の説明がおもしろい。確かに原本は残るね。相変わらず蔵人は孤独だ。同じ隠密同心シリーズでも『夜叉萬同心シリーズ(辻堂魁)』はここまで孤独じゃないのになあ…2018/12/01
ベルるるる
18
ヨーロッパから帰国した支倉常長、キリシタン弾圧を見て本当に悲嘆にくれただろうな。息子も処刑されたし。2017/01/14
nyanlay
5
型通りで最初の二篇はサラッと。最後の章は切った張ったのまさに隠密廻り。蔵人の働きは納得だけど、実は五郎八の働きも捨てたもんではないと思います。2017/11/20
あかんべ
4
幕臣の内である隠密同心。順法を貫き通き、最終判断力は上司の秋山久蔵に任せているが、土方に対してのけじめの付け方に、ちょっと怖いものを感じた。2014/03/22
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