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内容説明
「私は戦う──。そうすることでしか罪を償えないから」いじめを止めるため、ソラの死のなぞを追う菜々芽(ななめ)は近藤(こんどう)といっしょに優(ゆう)に会いにいきます。菜々芽と近藤の気持ちにこたえ、閉ざされた心を開く優。その陰で、あいたちの恐ろしいワナがはりめぐらされようとしていました。菜々芽は真実にたどりつけるのでしょうか──。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
124
中々いい方向に行こうとしているように感じるが、解決というのはあるのか難しいな。2019/09/02
東西
15
あいの周りの取り巻きもやばいなー それにしても、菜々芽を狙っているのが彼とは2014/12/15
明那
9
やっぱりそうだったか⋯なんだか中西くんが怪しいと思ってたんだ。いや、近藤くんかもとも思ってたけど。しかし、ななめちゃん強いなぁ、格好いいなぁ。そして、次のわんこは隼人くんっと。結局わんこになるなら、優ちゃんが先生達の前で発言してなってくれた方がまだ救いがあったかもしれないのに。そして、わたあめの飼い主の彼女が、案外普通の子でした。きっとあいちゃん以外は普通の一面を持ってるのでしょう。いや、関くんはないか?この子も大概やばそうだし。小学生なのに皆殺すことに躊躇なさすぎて怖いわ。2017/08/06
袖崎いたる
9
程度の差こそあれど親近感が湧く。群れる者の醜さは群れなければ不安な弱者の強弁に由来するとしても、群れたがる者たちの渦の中心となるに長けた者にその群れがなす責が問えないとしても、イジメには原因が問えない存立構造をしてることは確実視できるのかもしれない。もちろんその被疑者は数え上げられるべきだろうが。混ぜて溶け切らないのが〈個性‐個人〉で、飲んで飲めなくもないその味わいこそが、一つの〈見たいものしか〉図式を生むこともまた確かだ。罪悪感の所在を問たいが、寧ろそれはやはり正義の執行の観念に回収されるかもしれない。2017/02/02
みやび
8
みんなかわいいな。なのに、悪魔だ。蜂屋だけじゃない。関大地も狂ってる。中西くんだったんだ。どうしてこんなおとなしい子が人殺しという選択をしなきゃいけないんだ。でも、光本の真剣な想いで、少しずつみんなが変わっていくかもしれない。麗音奈もかわるかも。近藤が協力的。だけど、まだわからない。怖い。隼人もせっかく勇気が出せたのにあんな仕打ち。早くいい方向に向かって欲しい。2013/09/02