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内容説明
「大切なのは逃げないことだ！ 逃げることをやめれば、みんなきっと前に進める！」ついにソラの「秘密」にたどりついた菜々芽。社会科見学でおとずれた美術館で、菜々芽はあいに戦いをいどみます。ソラののこした想いといっしょに。白い悪魔と黒い天使、生きのこるのは―？ 別冊フレンド「アニメ化してほしい作品」1位を獲得した衝撃のエレメンタリーサスペンス！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
135
ほぼ大円団で終えた感じ。現実にはこんな事件あったら、マスコミに騒がれて警察も動いて何人も逮捕者が出てクラスとしては転校して誰もいなくなりそうでまともに続かないだろうなと無粋な事を思ったけど、あいちゃんの闇の一部を見たのも印象的。2019/09/02
東西
15
白い悪魔蜂谷の最後 まぁ、ありがちだが、オドロオドロしい、この作品にふさわしい終わり方 いやーでも、ラストで菜々芽が蜂谷に入れ替わられたのかと思ったぜ2014/12/16
袖崎いたる
12
正義にビビる自分。それはまぁ疚しさだろうが。正義が誰か特定の個人に関連付けられて機能するとき、疚しさは病に変換できるようになる。正義病。個人の格率に採用される善悪基準というものがることは自明ではないだろうが、差し当たっては疑えない。価値論。実存上の疚しさと寂しさとは殆ど同じ現象を支える二肢であると見做せるが、これが「正義にビビる」という事態から如何に前に進むかの示唆を見ることもできるかもしれない。――しかし、この作品内現実のみの事態ではなく、加齢してもなお、あるいはしたからこそに執着してしまう不道徳さよ。2017/02/02
明那
10
一周まわって結局ピーターパンは近藤くんだったのには驚きました。前回中西くんだったんだ!!と思ったのに⋯(笑)しかし⋯これで一応最終回(どうやら続いているようですが)、全く納得がいかない急展開に驚きでした。いや、もっと丁寧に書こうよ⋯全くわからなかったよ。まぁ、とりあえず最後にのろ先生と新しく来た先生が頑張ってくれたのは嬉しかったです。でも⋯小学生にしてはやりすぎな感じ(性的な事に留まらず殺したりってなるのが)が、結局イジメ漫画ではなく、ホラー漫画だったんだな⋯と思ったら、少しだけ納得出来ました。2017/08/06
にゃむこ＠読メ11年生
10
断崖絶壁、謎の洋館と地下の拷問部屋、ナイフの刺し合い・・・小学4年生が主人公モノとは思えない、江戸川乱歩を彷彿とさせる壮大なスケール(笑)ソラの絵日記での「告白」とイジメにあっている場面の録音テープによりその実態が明らかとなったものの、白い悪魔×黒い天使＝灰色決着。終盤駆け足の感が否めないが、最後まで菜々芽の闘う姿が美しかったし、カッコよかった。2014/11/23
